AudioInstanceQ

AudioInstanceQ[audio,obj]

audio がオブジェクト obj の例であるように聞こえる場合はTrueを，それ以外の場合はFalseを与える．

AudioInstanceQ[audio,obj,cat]

audio が指定されたカテゴリ cat の何かであると仮定する．

詳細とオプション

  • AudioInstanceQは音声信号が指定されたカテゴリの例かどうかを識別しようとする．
  • 次は，オブジェクト obj とカテゴリ cat 両方で使用可能な形式である．
  • "class""Sound"実体で使われる，名前付きのサウンドクラス
    Entity[…]任意の適切な実体
    category1|category2|…categoryiの任意のもの
  • 次は，使用可能なオプションである．
  • AcceptanceThreshold Automatic許容できるとみなす最低確率
    Masking All関心区間
    PerformanceGoalAutomatic識別において何を最適化するか
    RecognitionPrior 0.5Trueの結果の事前確率
    TargetDevice"CPU"計算するターゲットデバイス
  • AudioInstanceQは機械学習を使う．含まれるメソッド，訓練集合，バイアスはWolfram言語のバージョンによって異なることがあり，与えられる結果も異なる可能性がある．
  • AudioInstanceQはリソースをダウンロードすることがある．ダウンロードされたリソースは，$LocalBaseのローカルなオブジェクトストアに保存され，LocalObjects[]でリストしたりResourceRemoveで削除したりできる．

例題

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例  (2)

音声信号が特定のオブジェクトの例かどうかを調べる：

音声信号が与えられたカテゴリのどちらかの例かどうかを調べる：

スコープ  (1)

デフォルトで，音声信号のサウンドカテゴリについては何も仮定されない：

音声信号が特定のサウンドカテゴリに属していると仮定する：

音声信号が特定のサウンドカテゴリの集合に属していると仮定する：

オプション  (3)

AcceptanceThreshold  (1)

デフォルトで，自動許容閾値が使われる：

許容閾値を指定する：

Masking  (1)

デフォルトで，指定されたオブジェクトに対して音声信号全体がチェックされる：

テストを特定の区間に限定する：

RecognitionPrior  (1)

デフォルトのRecognitionPriorは0.5である：

テストするオブジェクトに非常に低い事前確率を割り当てる：

アプリケーション  (2)

ExampleData集合の中で楽器と認識されるすべての録音を求める：

録音に似ている他の音を求める：

AudioIdentifyを使ってオブジェクトの識別を計算する：

ExampleDataの集合におけるのと同じように識別されたサウンドを求める：

Entityオブジェクトの幅広いサウンド特性を使ってより一般的なオブジェクトのリストを計算する：

幅広いカテゴリ内のサウンドを求める：

AudioIdentifyを使って関連するサウンドのより大きいリストを計算する：

ExampleData集合の中の似たサウンドを求める：

特性と関係  (2)

AudioInstanceQとAudioIdentifyは相補的な機能を提供する：

最も可能性が高いオブジェクトの識別を計算する：

識別をAudioInstanceQに渡す：

この識別に関連付けられた確率を得る：

最小許容確率はもとの識別における確実性に対応する：

テスト対象オブジェクトに最小許容確率を指定しても，テスト対象オブジェクトが仮定されたカテゴリ（もし指定されていれば）のいずれかに属さない限り効果がない．

アコースティックギターの録音が動物かどうかテストする：

非常に低い許容閾値を指定する：

録音が動物の音のカテゴリに属すと仮定した上で，ギターかどうかをテストする：

非常に低い許容閾値を指定しても，「ギター」の音が「動物」のカテゴリには含まれないので，一致しない：

Wolfram Research (2020), AudioInstanceQ, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioInstanceQ.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), AudioInstanceQ, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioInstanceQ.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "AudioInstanceQ." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioInstanceQ.html.

APA

Wolfram Language. (2020). AudioInstanceQ. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioInstanceQ.html

BibTeX

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BibLaTeX

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