AudioTimeStretch
AudioTimeStretch[audio,r]
audio に時間の引き伸ばしを適用し,指定された因数 r 分だけ引き伸ばす.
AudioTimeStretch[video,r]
video の最初の音声トラックに時間の引伸しを適用する.
詳細とオプション
- AudioTimeStretchは,入力音声信号を,ピッチは変えずに指定された時間分引き伸ばす.
- 因数 r は次の任意のものでよい.
-
r 持続時間が r 倍される Scaled[r] 持続時間が r 倍される Quantity[dur,unit] 結果の持続時間 dur を与えられた時間の単位で指定する - 次は,サポートされるオプションである.
-
Method Automatic 使用するメソッド PartitionGranularity Automatic 短時間フーリエ変換の計算に使用する分割を制御する - デフォルトで,位相ボコーダアルゴリズムが使われる.時間伸長音声信号にMethod->"Speech"を使う.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (3)
Audioオブジェクトを2倍に伸ばす:
AudioTimeStretchは,音の高さは音色を変えずに複雑なサウンドの持続時間を変える:
オプション (4)
Method (1)
Method->"Speech"をスピーチ信号に使ってより高品質の結果を得る:
PartitionGranularity (3)
分割サイズを大きくすると周波数応答は向上するが,過渡成分が不鮮明になる:
小さいオフセット値を使うと,一般に,結果の品質は向上するが計算時間は長くなる:
デフォルトで,HannWindowが使われる:
特性と関係 (1)
考えられる問題 (2)
テキスト
Wolfram Research (2016), AudioTimeStretch, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioTimeStretch.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2016. "AudioTimeStretch." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioTimeStretch.html.
APA
Wolfram Language. (2016). AudioTimeStretch. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AudioTimeStretch.html