BooleanCountingFunction

BooleanCountingFunction[kmax,n]

最高で kmax個の変数がTrueであればTrueを返す n 変数のブール関数を表す.

BooleanCountingFunction[{k},n]

厳密に k 変数がTrueであればTrueを返す n 変数の関数を表す.

BooleanCountingFunction[{kmin,kmax},n]

kmin個から kmax個までの変数がTrueであればTrueを返す関数を表す.

BooleanCountingFunction[{{k1,k2,}},n]

厳密に ki変数がTrueであればTrueを返す関数を表す.

BooleanCountingFunction[spec,{a1,a2,}]

spec で指定されるブール計数関数に対応する変数 aiのブール式を返す.

BooleanCountingFunction[spec,{a1,a2,},form]

form で指定された形式のブール式を返す.

詳細

例題

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  (1)

最高で2つの条件が真である:

選言標準形に変換する:

スコープ  (6)

最大で2個の引数が真であるとき f は真であると指定する:

厳密に2個の引数が真である:

2個から3個の間の数の引数が真である:

1個,3個,あるいは5個の引数が真である:

厳密に1個,4個あるいは5個の引数が真であるとき f が真であると指定する:

BooleanCountingFunctionはデフォルトで関数の形で保存される:

BooleanConvertを使って他の形に変換する:

明示的な変数のリストが与えられるとBooleanCountingFunctionは自動的に変換される:

変数の数が増えるとき,拡張形は大きくなることがある:

関数形を評価する際のパフォーマンスがかなり向上する場合もある:

定数引数は簡約される:

極端なケースは自動的に式に変換される:

アプリケーション  (4)

最大で k 個,少なくとも k 個,あるいは厳密に k 個の引数が真であるときに真となる新たなプリミティブを作成する:

単位円に沿って多数の円板領域を作成する:

新たに組み合せられた範囲を示す:

これらの領域上で積分する:

真となる引数が m を法として k 個である場合に真となるブール関数を定義する:

k=0m=2のときはXnorになる:

k=1m=2のときはXorになる:

km の上記以外の値については,新たな機能を得る:

2D真理値表:

真理値のリストをソートするブール関数を定義する:

結果のリストは常にソートされた順になる:

正常に機能するためには3つのコンポーネントのうちの2つが必要な系の,故障までの平均時間を求める:

特性と関係  (6)

BooleanCountingFunctionは引数について対称である:

BooleanCountingFunctionの論理結合は指標に対する集合演算に相当する:

基本的な指定はRangeを用いても同じように行うことができる:

多くのプリミティブはBooleanCountingFunctionを使って表すことができる:

And

Or

Nand

Nor

Xor

Xnor

Equivalent

Majority

BooleanCountingFunctionの真理集合の大きさはSubsetsの長さである:

BooleanCountingFunctionの真理集合の大きさは組合せ総和によって与えられる:

おもしろい例題  (1)

厳密に i 個の変数が真であるときのBooleanCountingFunctionは互いに素な真理集合を与える:

Wolfram Research (2008), BooleanCountingFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BooleanCountingFunction.html.

テキスト

Wolfram Research (2008), BooleanCountingFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/BooleanCountingFunction.html.

CMS

Wolfram Language. 2008. "BooleanCountingFunction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/BooleanCountingFunction.html.

APA

Wolfram Language. (2008). BooleanCountingFunction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/BooleanCountingFunction.html

BibTeX

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BibLaTeX

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