EdgeDetect
EdgeDetect[image]
image 中のエッジを求め,結果をバイナリ画像で返す.
EdgeDetect[image,r]
指定された画素範囲 r のスケールでエッジを求める.
EdgeDetect[image,r,t]
画像のエッジの選出に閾値 t を使う.
詳細とオプション
- 画像のエッジは画像の領域間の点集合であり,高勾配の画素を結んで計算されることが多い.実際には,エッジは任意の形を持つことができる.
- EdgeDetectは勾配法を使ってエッジを求める.2Dおよび3Dの画像に使うことができる.
- EdgeDetect[image]はEdgeDetect[image,2]に等しい.
- 次の範囲指定 r を使うことができる.
-
r 全次元で半径 r(デフォルト r=2) {rrow,rcol} 2Dでは,高さの範囲 rrow,幅の範囲 rcol {rslice,rrow,rcol} 3Dでは,高さの範囲 rslice,深さの範囲 rrow,幅の範囲 rcol - EdgeDetect[image,r,t]は大域的閾値 t とともにヒステリシス閾値を使う.閾値パラメータのこの他の形式についてはMorphologicalBinarizeのドキュメントを参照のこと.
- 指定可能なオプション
-
Method Automatic エッジ検出法 Padding "Fixed" 充填法 - Methodの使用可能な設定値
-
"Canny" 指向性一次ガウス導関数(デフォルト) "ShenCastan" 指数関数の一次導関数 "Sobel" Sobelマスクの二項一般化 - デフォルトで,直線および曲線のすべてのエッジが返される.Method->{"method","StraightEdges"->s}とすると,直線性に基づいてエッジを選択することができる.デフォルト動作は"StraightEdges"->0に等しい."StraightEdges"->1と設定すると,最長と最短の線のみが選ばれる.
- Image3Dオブジェクトに対して使われる際は,"StraightEdges"は無視される.
例題
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特性と関係 (1)
EdgeDetectは,1画素より太いエッジを返すことがある:
Thinningを使って1画素幅のエッジを得る:
Wolfram Research (2010), EdgeDetect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EdgeDetect.html (2014年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2010), EdgeDetect, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EdgeDetect.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2010. "EdgeDetect." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/EdgeDetect.html.
APA
Wolfram Language. (2010). EdgeDetect. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/EdgeDetect.html