FactorInteger
整数 n の素因数をこれらの指数とともにリストとして返す.
FactorInteger[n,k]
部分的な因数分解を行い,最高で k 個の識別可能な因数を取り出す.
詳細とオプション
- FactorIntegerは素因数分解としても知られている.
- 正の数 n=p1k1⋯ pmkm(piは素数)について,FactorInteger[n]はリスト{{p1,k1},…,{pm,km}}を与える.
- 負の数については,単位{-1,1}が因数のリストに含まれる.
- FactorIntegerは,有理数にも使用できる.この際,分母の素因数は負の指数とともに与えられる.
- FactorInteger[n,GaussianIntegers->True]は,ガウスの整数上で因数分解する.
- FactorInteger[m+I n]はガウスの整数に自動的に作用する.
- 必要に応じて,形式{-1,1},{I,1}や{-I,1}の単位が因数のリストに含まれる.
- リストFactorInteger[n,k]の最終要素は,部分因数分解後に残った部分を返す.
- FactorInteger[n,Automatic]は見付かりやすい因数だけを取り出す.
- FactorIntegerはPrimeQを使って因数が素数かどうかを確かめる.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (6)
アプリケーション (12)
基本的なアプリケーション (5)
FactorIntegerを使って素数ベキについて調べる:
FactorIntegerを使って数のすべての素因子を求める:
整数論 (7)
FactorIntegerを使って数の約数の数を計算する:
FactorIntegerを使って強力な数,つまり素因数がすべて繰り返されている数を認識する:
100までの自然数で素数または素数ベキであるものをすべて求める:
FactorIntegerを使って数の無平方の部分を計算する:
特性と関係 (9)
考えられる問題 (2)
テキスト
Wolfram Research (1988), FactorInteger, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FactorInteger.html (2007年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "FactorInteger." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/FactorInteger.html.
APA
Wolfram Language. (1988). FactorInteger. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FactorInteger.html