FromJulianDate
FromJulianDate[jd]
ユリウス日 jd に対応する日付オブジェクトを与える.
FromJulianDate["type",jd]
指定されたユリウス日の異形に対応する日付オブジェクトを与える.
詳細とオプション
- ユリウス日はユリウス日数としても知られるもので,天文学における時間の計測に広く使われている.
- ユリウス日 jd は,先発ユリウス暦の-4713年11月24日,つまり先発グレゴリオ暦の-4714年11月24日からの日数としてGMT時刻帯を使って与えられる.
- 使用可能なユリウス日の異形
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"Reduced" 1858年11月16日の正午と相対的 "Modified" 1858年11月17日(修正ユリウス日)の午前零時と相対的 "Truncated" 1868年5月24日(TJD)の午前零時と相対的 "Dublin" 1899年12月31日(DJD)の正午と相対的 "Full" BCE4714年11月24日(JD)正午と相対的 - デフォルトで使用されるユリウス日の異形は"Full"である.参照されるすべての日付に先発グレゴリオ暦が使われている.
- FromJulianDateは先発グレゴリオ暦を使ってDateObject式を返す.
- 次は使用可能なオプションである.
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CalendarType Automatic 使用する暦体系 DateFormat Automatic 日付の表示形式 DateGranularity Automatic 日付の暦粒度 TimeSystem "SmearedUTC" 使用する時間系 TimeZone Automatic 使用する時刻帯 - 入力のユリウス日はTimeSystemオプションで指定された時間系で与えられたものと想定される.出力のDateObject式も同じ時間系を使う.
- ユリウス日は閏秒の追加を表示することができないので,FromJulianDate関数の入力におけるTimeSystem"UTC"はTimeSystem"SmearedUTC"に等しい.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
オプション (6)
CalendarType (1)
CalendarType"Julian"を使ってオブジェクトを"Julian"暦で生成する:
DateGranularity (1)
DateGranularity"Day"を使って日の粒度の日付を生成する:
TimeZone (1)
DateObjectについての出力TimeZoneを指定する:
特性と関係 (5)
デフォルトで,FromJulianDateは結果をユーザの$TimeZoneで返す:
指定の場所の指定の時におけるタイムスタンプの歴史的な値には,LocalTimeを使うことができる:
JulianDate[date]は date をユリウス日の形式に変換する:
FromJulianDateはユリウス日形式からDateObject式に変換する:
ユリウス日は"JulianDate"暦を使ってDateObject式に変換することもできる:
テキスト
Wolfram Research (2015), FromJulianDate, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FromJulianDate.html (2023年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2015. "FromJulianDate." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2023. https://reference.wolfram.com/language/ref/FromJulianDate.html.
APA
Wolfram Language. (2015). FromJulianDate. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FromJulianDate.html