GenerateSymmetricKey
暗号化関数との使用に適したSymmetricKeyオブジェクトをランダムに生成する.
GenerateSymmetricKey["password"]
与えられたパスワード文字列からSymmetricKeyオブジェクトを生成する.
GenerateSymmetricKey[bytes]
バイト配列またはバイト配列のリストを鍵として使ってSymmetricKeyオブジェクトを生成する.
GenerateSymmetricKey[DerivedKey[…]]
DerivedKeyオブジェクトで与えられた鍵を使って対称鍵オブジェクトを生成する.
GenerateSymmetricKey[opts]
指定されたオプションを使って対称鍵をランダムに生成する.
詳細とオプション
- GenerateSymmetricKey[]は,システム特有の高エントロピーランダム性のソースを使う.
- GenerateSymmetricKeyには,使用する暗号化メソッドを指定するMethodオプションがある.
- Method->"cipher"では,指定された暗号のデフォルト設定が使われる.
- Methodオプションが与えられていなければ,デフォルトの暗号が使われる.現行のデフォルト暗号は"AES256"である.
- Method->assoc を使って特定の設定を指定することができる.ただし,連想 assoc 中の項目は以下の通りである.
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"Cipher" "AES256" 使用する暗号 "KeySize" Automatic 鍵のサイズ(単位:ビット) - 次は,サポートされるメソッドとデフォルトのビット単位の鍵サイズである.
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"Blowfish" 256ビット "CAST5" 256ビット "DES" 64ビット "RC4" 256ビット "IDEA" 128ビット "AES128" 128ビット "AES192" 192ビット "AES256" 256ビット - 次の暗号は,8の倍数の任意の鍵サイズを使うことができる.
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"RC4" "Blowfish" "CAST5" - GenerateSymmetricKey["password"]は,事実上,GenerateDerivedKeyを使って鍵を生成する.
- GenerateSymmetricKey[bytes]の bytes は,ByteArrayオブジェクトまたは0から255までの整数のリストでよい.bytes の長さは使用されている暗号の鍵のサイズと一致しなければならない.
例題
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Wolfram Research (2015), GenerateSymmetricKey, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GenerateSymmetricKey.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2015. "GenerateSymmetricKey." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/GenerateSymmetricKey.html.
APA
Wolfram Language. (2015). GenerateSymmetricKey. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GenerateSymmetricKey.html