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HeatSymmetryValue

HeatSymmetryValue[pred,vars,pars]

偏微分方程式の熱対称境界条件を，適用される場所を示す述語 pred，モデル変数 vars，大域パラメータ pars で表す．

HeatSymmetryValue[pred,vars,pars,lkey]

熱対称境界条件を pars[lkey]で指定される局所パラメータで表す．

詳細

HeatSymmetryValueはHeatTransferPDEComponentの境界条件を指定し，以下のモデリング方程式の一部として使われる．

HeatSymmetryValueは，一般に，軸に沿った鏡面対称性を有する境界をモデル化するために使われる．

HeatSymmetryValueは，従属変数（単位：[]），独立変数（単位：[]），時間変数（単位：[]）を使って鏡面対称性で境界をモデル化する．
定常変数 vars は vars={Θ[x₁,…,x_n],{x₁,…,x_n}}である．
時間依存変数 vars は vars={Θ[t,x₁,…,x_n],t,{x₁,…,x_n}}である．
非保存型時間依存熱移動モデルHeatTransferPDEComponentは，質量密度，比熱容量，熱伝導率，対流速度ベクトル，熱源の対流拡散モデルに基づいている．

対称境界上の通常の流速は常にゼロのままである．
境界単位法線のHeatSymmetryValueは以下をモデル化する．

モデルパラメータ pars はHeatTransferPDEComponentと同じように指定される．
次の追加的なモデルパラメータ pars を与えることができる．
パラメータデフォルトシンボル

"ModelForm" "NonConservative" -
HeatSymmetryValueは，事実上，熱流束が0のHeatFluxValueと同じである．
境界述語 pred はNeumannValueにおけるのと同じように指定できる．
HeatSymmetryValueが連想 pars で…,keyp_i…,p_iv_i,…]として指定されるパラメータに依存するなら，パラメータはで置換される．

例題

例 (2)

熱対称境界条件を設定する：

モデル変数，パラメータで温度場を計算する：

対称軸をとし，の一定熱流束を左端に適用して方程式を設定する：

偏微分方程式を解く：

縮小領域で計算された解を完全な領域上に可視化する：

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