Item

Item[expr,options]

GridOverlayManipulateのような構文の中の,expr を含む領域に指定されたオプションを適用して expr を内容として表示する項目を表す.

詳細とオプション

  • 一般に,次のようなオプションを与えることができる.
  • Alignment Automatic含んでいる領域内の並べ方
    Background None含んでいる領域の背景
    BaseStyle{}項目のベーススタイル指定
    ControlPlacement AutomaticManipulateで使われたときにどこにコントロールを置くか
    Frame False含んでいる領域周囲に枠を設けるかどうか
    FrameStyle Automatic枠のスタイル
    ItemSize Automatic項目に許容される全体的な大きさ
  • Frame->Trueでは,項目のすべての辺の周りに枠が描かれる.
  • Frame->{bottom,left,top,right}は,項目の各辺に何を描くかを指定する.
  • Itemは事実上Itemをサポートする親関数の特性を変更する.Itemがこれをサポートする関数の内側で使われているのでなければItemによって指定される特性は不可視である.

例題

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  (2)

格子の最初の要素の周囲に枠を設ける:

格子の最初の要素を赤い背景で描画する:

スコープ  (3)

項目の特定の面に枠を描く:

Manipulateの注釈を中心に置く:

Overlay内の各オブジェクトの並べ方を設定する:

一般化と拡張  (3)

Itemはそのオプションをスパンされた領域全体に適用する:

ItemGridを使って実装されたMatrixFormのような構造内でも使うことができる:

TableFormでも使うことができる:

Itemの親関数に無関係なオプションは無視される:

オプション  (7)

Alignment  (1)

1つの項目の並べ方を変える:

Background  (1)

1つの項目の背景を変える:

ControlPlacement  (1)

注釈の置き方を1つずつ制御する:

Frame  (2)

1つの項目の枠を変える:

1つの項目の枠を取り除く:

FrameStyle  (1)

1つの項目の枠のスタイルを変える:

ItemSize  (1)

1つの項目のスタイルを変える:

考えられる問題  (2)

ItemItemをサポートする関数の子の最上位の項目ではない場合はうまくいかない:

ほとんどの場合,Itemは簡単に子の最上位の項目にすることができる:

Itemの背景はアンビエントな背景と混ぜ合せることができる:

しかし,背景は親のGridに直接指定された背景とは混ぜられない:

おもしろい例題  (1)

大きい行列の特別な要素をハイライトしてその構造を見る:

Wolfram Research (2007), Item, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Item.html (2010年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2007), Item, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Item.html (2010年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2007. "Item." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2010. https://reference.wolfram.com/language/ref/Item.html.

APA

Wolfram Language. (2007). Item. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Item.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_item, author="Wolfram Research", title="{Item}", year="2010", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Item.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

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