Manipulator

Manipulator[x]

0から1の範囲に x を設定したマニピュレータを表す.

Manipulator[Dynamic[x]]

動的に更新された x の現行値を設定値とする.x の値はマニピュレータが動かされるとリセットされる.

Manipulator[x,{xmin,xmax}]

xminから xmaxまでの範囲のマニピュレータを表す.

Manipulator[x,{xmin,xmax,dx}]

ステップ dx でジャンプするマニピュレータを表す.

詳細とオプション

  • Manipulator[]は,ノートブック上に,インタラクティブに操作できる水平のスライダーと追加的なコントロールの集合として表示する.
  • Manipulator[Dynamic[x]]は,マニピュレータの設定が変更されると x の値をリセットする.Manipulator[x]はリセットしない. »
  • Manipulateはデフォルトにより,可能な値の範囲を持つように指定されている変数については,Manipulatorオブジェクトを生成する.
  • 次のオプションを与えることができる.
  • Appearance Automaticマニピュレータの全体的な外観
    AppearanceElements Automatic表示されたマニピュレータに含む要素
    BaselinePositionAutomatic周囲のテキストとの相対的な位置付け
    ContinuousAction Trueマニピュレータのコントロールが変更されたときに継続的に更新するかどうか
    Enabled Automaticマニピュレータを有効にするか,無効にする(灰色表示する)か
    ImageMargins0表示されたマニピュレータの周囲の余白
    ImageSize Automatic表示されたマニピュレータの全体的な画像サイズ
  • Appearanceの可能な設定値にはTinySmallMediumLarge等がある.この他に"Open""Closed"{"Open",Small}等の組合せも使うことができる.
  • Appearance->"Labeled"とすると,マニュピュレータの現行値が編集可能なラベルとして表示される.
  • デフォルトのマニピュレータは"InputField""StepLeftButton""PlayPauseButton""StepRightButton""FasterSlowerButtons""DirectionButton""InlineInputField"の要素を含んでいる.これらの要素は任意の順序で,AppearanceElementsの設定として与えられるリストで指定することができる.
  • Manipulator[]Manipulator[0]と等価である.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

デフォルトの初期状態とデフォルトではない初期状態:

x の値を動的に変更する:

範囲を指定する:

刻み幅と範囲を指定する:

スコープ  (4)

整数値のみを使う:

記号的範囲を使う:

アニメーションのコントロールを見る:

数値でもDynamicでもないパラメータはマニピュレータとしては表示されない:

オプション  (16)

AnimationDirection  (1)

プレイボタンがクリックされたときにアニメーションの方向を指定する:

AnimationRate  (1)

プレイボタンがクリックされたときのアニメーションの速度を変える:

Appearance  (3)

現行値を使う:

要素エリアを開くか閉じるか:

2つの外観オプションを組み合せる:

AppearanceElements  (3)

スライダーバーの下にどのコントロールを表示するか指定する:

すべての可能な外観の要素:

外観要素のランダム選択:

AutoAction  (2)

デフォルトで,マニピュレータはマウスのクリックに反応する:

AutoActionを設定すると,マウスがマニピュレータの上を移動すると値が変わるようになる:

ContinuousAction  (2)

デフォルトで,変数は継続的に更新される:

マウスがリリースされたときだけ値を更新する:

Enabled  (1)

デフォルトでManipulatorは有効になっている:

Enabled->Falseとすると,マニピュレータは無効となるが,現行状態が可視で残る:

Exclusions  (1)

範囲から値を除く:

ImageSize  (2)

予め設定された値のみを用いてサイズを制御する:

あるいは,任意の値を使う:

アプリケーション  (1)

振動数を調節する:

特性と関係  (1)

Manipulateは自動的にManipulatorのコントロールを使う:

Wolfram Research (2007), Manipulator, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Manipulator.html.

テキスト

Wolfram Research (2007), Manipulator, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Manipulator.html.

CMS

Wolfram Language. 2007. "Manipulator." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Manipulator.html.

APA

Wolfram Language. (2007). Manipulator. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Manipulator.html

BibTeX

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BibLaTeX

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