MemberQ

MemberQ[list,form]

list の要素が form にマッチした場合にTrueを,その他の場合にFalseを返す.

MemberQ[list,form,levelspec]

listlevelspec で指定されたすべての部分リストを調べる.

MemberQ[form]

式に適用可能なMemberQの演算子形を表す.

詳細とオプション

  • formには,パターンを使用することもできる.
  • MemberQの第1引数はListに限らず,任意の頭部を持つことができる.
  • MemberQ[list,form]は,list の部分式が,form にマッチするかどうかを調べる.Element[x,dom]は,x が記号領域 dom の要素であることを意味する.
  • MemberQは標準的なレベル指定を行う.
  • nレベル 1 からレベル n まで
    Infinityレベル 1 からInfinityまで
    {n}レベル n のみ
    {n1,n2}レベル n1からレベル n2まで
  • MemberQlevelspec のデフォルト値は{1}である.
  • 正のレベル n は,n 個の指標で指定された expr のすべての部分からなる.
  • 負のレベル-n は,深さ nexpr のすべての部分からなる.
  • レベル-1は,数,記号,下位区分を持たないその他のオブジェクトからなる.
  • レベル0は式全体に相当する.
  • Heads->Trueというオプション設定では,MemberQは式の頭部とその部分を見る.
  • MemberQは連想に作用し,値は調べるがキーは調べない.
  • MemberQ[form][expr]MemberQ[expr,form]に等しい.
  • Parallelize[MemberQ[list,form]]MemberQ[list,form]をすべてのサブカーネルで並列に計算する. »

例題

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  (1)

2がリスト中の数かどうか判定する:

スコープ  (6)

MemberQは,パターンに使うことができる:

レベル2まで判定する:

MemberQ一般にレベル1しか判定しない:

連想が指定した値を含むかどうかを判定する:

連想が偶整数の値を含むかどうかを判定する:

MemberQは,デフォルトで,レベル1のみに作用する:

レベル2が含まれるようにする:

値がListという頭部を持つかどうかを判定する:

アプリケーション  (1)

が,7を法とした1と等しくなることがあるかどうか判定する:

特性と関係  (1)

MemberQを並列に計算する:

考えられる問題  (4)

MemberQは,数値的な等しさではなく,構造的なマッチについて判定する:

MemberQは部分列については判定しない:

FreeQは判定する:

MemberQは,デフォルトで,レベル1のみで働く:

レベル2を含むようにする:

MemberQは連想中の値は判定するがキーは判定しない:

KeyValuePatternは規則全体を判定する:

Wolfram Research (1988), MemberQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MemberQ.html (2014年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), MemberQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MemberQ.html (2014年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "MemberQ." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/MemberQ.html.

APA

Wolfram Language. (1988). MemberQ. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MemberQ.html

BibTeX

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BibLaTeX

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