RFixedPoints
RFixedPoints[eqn,a[n],n]
再帰方程式の固定点を与える.
RFixedPoints[{eqn1,eqn2,…},{a1[n],a2[n],…},n]
再帰方程式系の固定点を与える.
詳細とオプション
- 固定点は,平衡点あるいは停留点としても知られている.
- RFixedPointsは,通常,生態学,経済学,技術におけるモデリングで頻繁に発生する,非線形離散系のすべての固定点を見付けるために使われる.これらの固定点における局所動作はRStabilityConditionsを使って解析できる.
- 再帰方程式 の系について.のときかつそのときに限って点 は固定点である.実際,初期値 は静止したままである.で初期化すると に静止したままになる.
- RFixedPointsは,{{,,…},…}の形のリストを返す.ただし,{,,…}は固定点である.
- RFixedPointsは線形と非線形の常微分方程式に使うことができる.
- 次は,使用可能なオプションである.
-
Assumptions $Assumptions パラメータについての仮定
例題
すべて開くすべて閉じる例 (6)
スコープ (14)
アプリケーション (8)
数値解析 (3)
関数x2-aについてのニュートン・ラフソン(Newton–Raphson)差分方程式を解析する:
関数x1/3についてのニュートン・ラフソン差分方程式の安定性を解析する:
点の不安定性は,この場合はニュートン法が使えないことを意味する:
この系についてのガウス・サイデル(Gauss–Seidel)差分方程式を構築する:
LinearSolveを使って系を解く:
物理学 (1)
生態学と生物学 (2)
RecurrenceTableを使ってこの系を数値的に解く:
特性と関係 (8)
RFixedPointsは再帰方程式の固定点を返す:
RStabilityConditionsを使って,再帰方程式のすべての固定点の安定性を判定する:
RFixedPointsを使って非線形再帰方程式のすべての固定点を求める:
Solveを使って固定点を求める:
n 個の一次再帰方程式の系の固定点は n 次元ベクトルである:
RSolveValueで,固定点を初期条件として使って系を解く:
RSolveValueを使って指定された初期条件で系を解く:
RecurrenceTableを使って常微分方程式を解く:
AsymptoticRSolveValueを使って級数解を求める:
テキスト
Wolfram Research (2024), RFixedPoints, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RFixedPoints.html.
CMS
Wolfram Language. 2024. "RFixedPoints." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RFixedPoints.html.
APA
Wolfram Language. (2024). RFixedPoints. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RFixedPoints.html