Refine
Refine[expr,assum]
expr 中のシンボルが仮定 assum を満足する明示的な数式で置換された際に得られるような expr の形を与える.
詳細とオプション
- 仮定は,方程式,不等式,x∈Integersのような領域指定,あるいはこれらの論理結合からなる.
- Refineは,方程式,不等式,領域指定に使うことができる.
- 不等式中に代数的に現れた数量は常に実数であると仮定される.
- RefineはSimplifyが試みる変換の一つである.
- 次のオプションを使うことができる.
-
Assumptions $Assumptions assum に追加するデフォルトの仮定 TimeConstraint 30 任意の特定の変換を何秒間試みるか
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (9)
オプション (4)
Assumptions (3)
Assumptionsは引数としてもオプション値としても与えることができる:
Assumptionsオプションのデフォルト値は$Assumptionsである:
Assumptionsが引数として与えられると,$Assumptionsもまた使われる:
Assumptionsをオプション値として指定すると,Refineが$Assumptionsを使うことが妨げられる:
TimeConstraint (1)
仮定から制約条件が導かれるかどうかをチェックするのに時間がかかることがある:
制約条件が仮定から導かれているのではない場合でも,このチェックには時間がかかることがある:
1つの制約条件のチェックにかかる時間はTimeConstraintの値で制限される:
1秒という時間的制約があっては,Refineは を証明できない:
特性と関係 (4)
Refineの規則は数式の自動簡約規則に対応する:
Assumingを使って仮定を伝播させる:
より多くの簡約規則のためにSimplifyを使う:
特殊関数の簡約のためにFullSimplifyを使う:
テキスト
Wolfram Research (2003), Refine, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Refine.html.
CMS
Wolfram Language. 2003. "Refine." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Refine.html.
APA
Wolfram Language. (2003). Refine. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Refine.html