RunProcess
RunProcess["command"]
指定された外部コマンドを実行し,結果についての情報を返す.
RunProcess[{"command",arg1,arg2,…}]
コマンドライン引数 argiで,指定されたコマンドを実行する.
RunProcess[command,"prop"]
指定された特性のみを返す.
RunProcess[command,prop,input]
指定された最初の入力をコマンドにフィードする.
詳細
- RunProcessは,それが始めたプロセスが終了するまでブロックする.
- RunProcess[command,prop,input]では,input はToStringを使って自動的に文字列に変換される.RunProcess[{command,arg1,…},…]の argiについても同様である.
- よく返される特性には以下がある.
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"ExitCode" プロセスの終了コード "StandardOutput" 文字列として標準的な出力に送られるデータ "StandardError" 文字列として標準的なエラーに送られるデータ All すべての特性の連想(デフォルト) - RunProcessのオプション
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ProcessDirectory Inherited 初期作業ディレクトリ ProcessEnvironment Inherited 供給する環境変数 - デフォルトで,サブプロセスはそのプロセスディレクトリと環境変数をWolfram Engineから継承する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
考えられる問題 (4)
リストを使うことが,プログラムとその変数のためにRunProcessを呼び出す正しい方法である:
1つの文字列にコマンドと引数を入れてRunProcessを呼んでもうまく行かない:
同様に,プログラムの引数をRunProcessの引数としてRunProcessを呼ぶことは許されていない:
~ や * のような特殊記号は,RunProcessがシェルをスキップするので,シェル式を使っても変換されない:
dirやechoのようなシェルコマンドはバイナリではないので,Windowsでは直接呼び出すことができない(Unixシステム上ではこれらはバイナリである):
テキスト
Wolfram Research (2014), RunProcess, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RunProcess.html.
CMS
Wolfram Language. 2014. "RunProcess." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RunProcess.html.
APA
Wolfram Language. (2014). RunProcess. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RunProcess.html