SelectionMove
SelectionMove[obj,dir,unit]
フロントエンドの開いた状態にあるノートブックにおいて,現在の選択範囲を dir 方向に指定された単位の距離だけ移動する.
SelectionMove[obj,dir,unit,n]
移動操作を n 回繰り返す.
詳細とオプション
- SelectionMoveの第1引数は,NotebookObject,CellObject,BoxObjectでよい.
- 指定可能な方向
-
Next 指定型の後方の単位を選択範囲とする Previous 指定型の前方の単位を選択範囲とする After 現在の単位の直後の点を選択範囲とする Before 現在の単位の直前の点を選択範囲とする All 現在の単位の全体を選択範囲とする - 指定可能な単位
-
Character 個々の文字 Word 単語やトークン Expression 式や項全体 TextLine 行 GraphicsContents グラフィックスオブジェクトの内容 Graphics グラフィックスオブジェクト全体 CellContents セルの内容 Cell セル全体 CellGroup セルグループ GeneratedCell 現在の評価処理により生成されるセル Notebook ノートブック全体 - AutoScroll->Falseのオプション設定が有効でない限り,フロントエンドは,SelectionMoveの評価結果を表示できる位置までノートブックをスクロールする. »
- また,フロントエンドは,通常結果に対応した範囲をハイライト表示する.
- AfterとBeforeの方向指定があるとき,SelectionMoveは,指定された型の2単位の中間点を新たな現行選択位置とする. »
- SelectionMoveは,ユーザの要求通りに選択範囲を移動できないとき$Failedを返す.
- GeneratedCellは,出力の要素に対応する.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (1)
選択位置をセルグループ(CellGroup)に移動する:
オプション (1)
AutoScroll (1)
特性と関係 (1)
考えられる問題 (1)
SelectionMoveはCellGroupユニット指定の一部として複数のセルのみを選択する:
Wolfram Research (1996), SelectionMove, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectionMove.html (2012年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1996), SelectionMove, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectionMove.html (2012年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "SelectionMove." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2012. https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectionMove.html.
APA
Wolfram Language. (1996). SelectionMove. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SelectionMove.html