TreeExpression

TreeExpression[tree]

Treeオブジェクト tree の構造からの式を与える．

TreeExpression[tree,struct]

struct で指定されたように解釈された tree のデータと部分木を持つ式を与える．

詳細とオプション

  • TreeExpressionはTree から，リスト，配列，規則，XML，任意の式が指定の通り構築できる．
  • 次は，任意の式に対する struct の可能な形である． »
  • "HeadTrees"レベルごとの式の部分式の頭部に対応する木
    "Heads"レベルごとの式の部分式の頭部
    "Subexpressions"レベルごとの式の部分式
    "Atoms"レベル-1の式の原子部分式
    Nullレベルごとのデータがない式の部分式
    None式それ自体
  • 次は，TreeExpressionのオプションである．
  • Heads 式の頭部とその部分を部分木として含む
  • 式 f[a,b][g[1,2],x,y]の可能な構造には以下がある．
  • 次は，オプション設定がHeadsTrueの構造である． »
  • 次は，任意の式の struct のホールドされた形である．
  • "HeldHeadTrees"レベルごとの式の部分式のホールドされた頭部に対応する木
    "HeldHeads"レベルごとの式の部分式のホールドされた頭部
    "HeldSubexpressions"レベルごとの式のホールドされた部分式
    "HeldAtoms"レベル-1における式のホールドされた原子部分式
  • 次は，一般的な式の型の struct の可能な形である．
  • "XML"XMLオブジェクトのタグ，属性，要素
  • 次は，ネストしたリストと連想についての struct の可能な形である． »
  • "List"ネストしたリストの要素
    "Association"ネストした連想の要素
    "Dataset"データ集合のヘッダとデータ
  • 次は，ネストした規則についての struct の可能な形である． »
  • "Rules"ネストした規則の左辺と葉
    "JSON"JSONオブジェクトの名前と値，名前をデータとして使う
    "RawJSON"JSONオブジェクトの名前と値，名前をキーとして使う
    "FileSystem"ファイルシステム内のディレクトリとファイル

例題

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例  (4)

木の構造から式を構築する：

頭部を含める：

使用する構造を指定する：

木から記号XMLを構築する：

木からホールドされた式を構築する：

木からネストした連想を構築する：

スコープ  (14)

任意の式  (6)

"HeadTrees"  (1)

TreeQ[data]がFalseを与えるならTreeExpression[Tree[data,{tree1,tree2,…}],"HeadTrees"]は頭部が data で引数がTreeExpression[treei,"HeadTrees"]で与えられる式を与える：

TreeQ[data]がTrueならTreeExpression[Tree[data,{tree1,tree2,…}],"HeadTrees"]は頭部が data ではなくTreeExpression[data,"HeadTrees"]である式を与える：

頭部を含める：

TreeExpression[Tree[data,None],"HeadTrees"]は data を与える：

"Heads"  (1)

TreeExpression[Tree[data,{tree1,tree2,…}],"Heads"]は頭部が data で引数がTreeExpression[treei,"Heads"]で与えられる式を与える：

頭部を含める：

TreeExpression[Tree[data,None],"Heads"]は data を与える：

"Subexpressions"  (1)

TreeExpression[Tree[…,{tree1,tree2,…}],"Subexpressions"]は引数がTreeExpression[treei,"Subexpressions"]で与えられる式を与える：

頭部を含める：

TreeExpression[Tree[data,None],"Subexpressions"]は data を与える：

"Atoms"  (1)

TreeExpression[Tree[…,{tree1,tree2,…}],"Atoms"]は引数がTreeExpression[treei,"Atoms"]で与えられる式を与える：

頭部を含める：

TreeExpression[Tree[data,None],"Atoms"]は data を与える：

Null  (1)

TreeExpression[Tree[…,{tree1,tree2,…}],Null]は引数がTreeExpression[treei,Null]で与えられる式を与える：

頭部を含める：

TreeExpression[Tree[…,None],Null]はNullを与える：

None  (1)

TreeExpression[Tree[data,…],None]は data を与える：

一般的な式  (1)

"XML"  (1)

木から記号XMLを構築する：

ネストしたリストと連想  (3)

"List"  (1)

木からネストしたリストを構築する：

"Association"  (1)

木からネストした連想を構築する：

"Dataset"  (1)

木からデータ集合を構築する：

ネストした規則  (4)

"Rules"  (1)

木からネストした規則を構築する：

"JSON"  (1)

木からJSON規則を構築する：

"RawJSON"  (1)

木からJSONの連想を構築する：

"FileSystem"  (1)

ファイル名をキーとするネストした連想を木から構築する：

オプション  (2)

Heads  (2)

デフォルトのオプション設定のHeadsFalseのときは，式の頭部はどのレベルにも部分としては含まれない：

HeadsTrueとすると，式の他の要素のように頭部が含まれる：

任意の式の構造は，デフォルトでは頭部を含まない：

頭部を含める：

特性と関係  (7)

木を式に変換する：

結果の式を木に変換し直す：

式から木を構築する：

もとの式に戻す：

式の中の頭部から木を構築する：

TreeFoldを使って各部分木の上に親ノードを挿入する：

これは式の引数へのマッピングに相当する：

Mapは，デフォルトで，式の引数にマッピングする：

式の中の原子から木を構築する：

TreeFoldを使って各部分木の前に兄弟ノードを挿入する：

これは式の中の部分式にマッピングすることに相当する：

MapはHeadsTrueで式の中の部分式にマッピングする：

式の中の頭部から木を構築する：

TreeMapは木の部分木のデータにマッピングする：

これは式の頭部と葉へのマッピングに相当する：

Mapは頭部と葉に直接マッピングできる：

式の中の原子から木を構築する：

TreeMapは木の葉のデータだけにマッピングできる：

これは式の中の原子にマッピングすることに相当する：

Mapは式の中の原子に直接マッピングできる：

TreeExpressionが構築した式は返される前に評価される：

評価を避けるために式をHoldFormでラップする：

Wolfram Research (2021), TreeExpression, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeExpression.html （2022年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2021), TreeExpression, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeExpression.html （2022年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2021. "TreeExpression." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeExpression.html.

APA

Wolfram Language. (2021). TreeExpression. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeExpression.html

BibTeX

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BibLaTeX

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