TreeTraversalOrder
TreeMapおよび関連関数のオプションで,部分木を訪れる順序を指定する.
詳細
- 木の探索は木のスキャンとしても知られている.探索順はTreeMapやTreeScan等の関数で部分木を訪れる順序を指定する.
- 探索順には,プレオーダー,インオーダー,ポストオーダー,深さ優先探索,幅優先探索を含むさまざまな種類や異形が存在する.
- TreeTraversalOrderの一般的な設定は以下で与えられる.
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Automatic デフォルトの探索順序を使う {tspec,vspec,hspec} 基本順 tspec,垂直順 vspec,水平順 hspec spec tspec,vspec,hspec の任意の部分集合(残りはデフォルト) - 次は,基本順序 tspec の設定である.
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"DepthFirst" 部分木全体を訪れ,次にその兄弟を訪れる "BreadthFirst","LevelOrder" 根から始めレベルごとにノードを訪れる "LeavesFirst" 葉から始めレベルごとにノードを訪れる - 次は,基本順序 tspec に関連する互いに素なノードの集合である.
- 次は,垂直順序 vspec の設定である.
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"TopDown","OuterInner","PreOrder" 根から始めて子の前に親を訪れる "BottomUp","InnerOuter","PostOrder" 葉から始めて親の前に子を訪れる - "DepthFirst" tspec の縦順 vspec の上記以外の設定には以下がある.
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"InOrder" 最初の子の後に親を訪ねる - 次は,水平順序 hspec の設定である.
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"LeftRight" ノードを左から右に訪れる "RightLeft" ノードを右から左に訪れる - tspec が指定されていなければ"DepthFirst"が使われる.
- vspec がAutomaticであるかあるいは指定されていない場合は,MapおよびScanの標準的な動作に従って"DepthFirst"には"BottomUp"が,tspec には"LeavesFirst"が使われる."BreadthFirst" tspec には標準的な慣行に従って"TopDown"が使われる.
- hspec が指定されていなければ"LeftRight"が使われる.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (18)
基本順 (14)
"DepthFirst" (6)
"BreadthFirst" (4)
Wolfram Research (2021), TreeTraversalOrder, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeTraversalOrder.html (2024年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2021), TreeTraversalOrder, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeTraversalOrder.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2021. "TreeTraversalOrder." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeTraversalOrder.html.
APA
Wolfram Language. (2021). TreeTraversalOrder. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TreeTraversalOrder.html