DOT (.gv,.dot)

予備知識

    • DOTグラフ言語およびデータ形式.
    • グラフの交換に一般的に使われる形式である.
    • 単一属性付きの無向あるいは有向グラフを保管する.
    • ユーザ定義のグラフ,辺,頂点属性を含むことができる.
    • テキスト形式.
    • AT&Tベル研究所において開発された.

ImportとExport

  • Import["file.gv"]は指定のファイルに保管されたグラフを表すGraphオブジェクトを与える.
  • Export["file.gv",expr]はグラフを表す隣接行列または辺情報をDOT形式にエキスポートする.
  • Import["file.gv"]file からグラフをインポートし,それをGraphとして返す.
  • Import["file.gv",elem]はDOTファイルから指定の要素をインポートする.
  • Import["file.gv",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","DOT"]またはImport["file",{"DOT",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.gv",expr,elem]expr が要素 elem を指定してるとしてDOTファイルを作成する.
  • Export["file.gv",{expr1,expr2,},{{elem1,elem2,}}]は各 expri が対応する elemi を指定しているとして扱う.
  • Export["file.gv",expr,opt1->val1,]は指定の値を持つ指定のオプション要素で expr をエキスポートする.
  • Export["file.gv",{elem1->expr1,elem2->expr2,},"Rules"]は規則を使ってエキスポートする要素を指定する.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "AdjacencyMatrix"行列で与えられる辺情報
    "EdgeAttributes"規則のリストで表される辺属性
    "EdgeRules"規則のリストで与えられる,グラフのデータ連結性
    "Graph"ファイルに保存されたグラフをGraphオブジェクトとして返す
    "GraphAttributes"規則のリストとして現されるグラフの属性
    "Graphics"グラフプロットとして描画される,ファイルに保管されたグラフ
    "VertexAttributes"規則のリストとして表される頂点属性
    "VertexCount"グラフの頂点数
    "VertexList"文字列のリストとして与えられる頂点
  • ImportはDOTからのインポートの際,デフォルトで"Graph"要素を使う.

オプション

例題

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  (6)

DOTファイルからGraphオブジェクトをインポートする:

例題ファイルから利用できるImport要素を示す:

グラフの連結性規則をインポートする:

GraphをDOT形式にエキスポートする:

グラフの対称隣接行列をDOT形式にエキスポートする:

無向グラフを表す辺規則のリストをDOT言語に変換する:

スコープ  (3)

頂点と頂点の属性のリストをインポートし,表形式で表示する:

辺規則と辺属性のリストをDOT形式にエキスポートする:

DOTファイルから辺規則をインポートし,三次元グラフとしてプロットする: