MP3 (.mp3)

予備知識

    • MIMEタイプ:audio/mpegudio/mpeg3audio/x-mpeg-3MPEG Audio Layer 3として知られるMP3デジタル音声形式.
    • 消費者の音声ストリーミング,保管,転送,再生によく使われる不可逆圧縮方法であり,Web上でも使用できる.
    • バイナリファイル形式.
    • ISO/IEC 11172-3標準とISO/IEC 13818-3標準に従う.
    • 8kHzから48kHzまでのいくつかのサンプリング周波数をサポートする.
    • 2つまでの音声チャンネルをサポートする.

ImportとExport

  • Import["file.mp3"]はMP3ファイルをインポートし,音声オブジェクトを返す.
  • Import["file.mp3",elem]はMP3ファイルから指定された要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","MP3"]またはImport["file",{"MP3",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.mp3",expr]は音声オブジェクトまたはサウンドオブジェクトをMP3ファイルにエキスポートする.
  • 音符を含むサウンドオブジェクトはサンプルされた音声にラスタライズされる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Audio"Audioオブジェクトとして与えられた音声信号
    "AudioFile"アウトオブコアのAudioオブジェクトとして与えられた音声信号
    "Data"各部分リストが個々の音声チャンネルを表す実数のリストで与えられた生の音声サンプル
    "SampledSoundList"SampledSoundListオブジェクトとして与えられた音声信号
    "Sound"Soundオブジェクトとして与えられた音声信号
  • Importはデフォルトで短いMP3ファイルに"Audio"要素を,それ以外には"AudioFile"要素を使用する.
  • 高度なImport要素:
  • "AudioChannels"音声チャンネル数
    "Duration"音声の継続時間(秒)
    "Length"サンプル数
    "SampleRate"秒・チャンネルあたりの振幅サンプルの数
  • メタデータ要素:
  • "MetaInformation"数量,日付,場所等として解釈されたメタデータ
    "RawMetaInformation"文字列と数のみを含む解釈されていないメタデータ
  • 利用できるメタデータタグにID3v1,ID3v2,APEがある.
  • 複数のチャンネルは音声サンプルの配列として表される.

オプション

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

MP3ファイルをインポートする:

音声信号を生成してMP3にエキスポートする:

スコープ  (4)

ファイルで利用できるインポート要素をすべて表示する:

音声の特性をインポートする:

音声信号を生成し,MP3にエキスポートする:

WAVファイルのサイズと比較する:

MP3に対してExportStringImportStringを使用する:

Import要素  (14)

利用できる要素  (3)

利用できる要素のリスト:

音声関連の情報を規則のリストとして取得する:

いくつかの音声オプションを取得する:

"Options"要素はインポートされた音声オブジェクトのオプションをすべて返す訳ではない:

データ表現  (5)

Audioオブジェクトとして与えられた音声信号を取得する:

アウトオブコアのAudioオブジェクトとして与えられた音声信号を取得する:

実数のリストとして与えられた生の音声サンプルを取得する:

インポートされたデータから音声を作成する:

SampledSoundListオブジェクトとして与えられた音声信号を取得する:

Soundオブジェクトとして与えられた音声信号を取得する:

メタデータ  (6)

音声チャンネル数を取得する:

音声の継続時間を秒で取得する:

サンプル数を取得する:

音声メタデータを取得する:

音声メタデータを生の形式で取得する:

秒・チャンネルあたりの振幅サンプルの数を取得する:

Importオプション  (6)

"AudioChannels"  (2)

ステレオMP3ファイルを生成する:

デフォルトでは音声チャンネル数はAutomaticに設定される:

すべての音声チャンネルがインポートされるように指定する:

2つ目のチャンネルのみをインポートする:

IncludeMetaInformation  (3)

デフォルトでは利用できるすべてのメタデータがインポートされる:

メタデータを含まずに音声ファイルをインポートする:

メタデータの指定のクラスだけを含むように音声をインポートする:

SampleRate  (1)

デフォルトでは,サンプルレートはファイルから抽出される:

インポートするサウンドのサンプルレートを指定する:

Exportオプション  (5)

"AudioChannels" (1)

デフォルトでは,音声はデフォルトのチャンネル数を使ってエキスポートされる:

エキスポートするチャンネルの数を指定する:

CompressionLevel (1)

デフォルトではエキスポートされる音声の圧縮レベルは0.5である:

エキスポートする音声の圧縮レベルを指定する:

IncludeMetaInformation (2)

デフォルトでは存在するすべてのメタ情報がエキスポートされる:

エキスポートするメタデータを指定する:

SampleRate  (1)

デフォルトでは,音声はデフォルトのサンプルレートを使ってエキスポートされる:

エキスポートする音声のサンプルレートを指定する: