連想

連想はリストとともにWolfram言語の基本となる構造である.これはキーを値と関連付け,何百万もの要素があっても,非常に効率的な検索や更新を可能にする.連想により,記号的指標が付けられた一般化されたリスト,連想配列,辞書,ハッシュマップ,構造体や,その他の種々の強力なデータ構造の一般化を提供する.

Association ( <||> ) キーと値の間の連想

<||>[key] 任意のキーに関連付けられた値を抽出する

連想と部分

<||>[["str"]] 文字列のキーに対応する値を抽出する

Key 部分指定内のキーを示す

Missing キーが見付からない場合のデフォルト値

#name 連想のキー"name"の値を取り出す純関数のスロット

AssociationQ 式が有効な連想であるかどうかを検証する

連想の要素

Keys キーのリスト

Values 値のリスト

Normal 規則のリストに変換する

Lookup キーによる値の検索を実行し,見つからなかった場合は指定のデフォルトを返す

KeyExistsQ 連想にキーが存在するかどうかを検証する

値に適用される関数 »

Map  ▪  Select  ▪  Sort  ▪  DeleteDuplicates  ▪  ListPlot  ▪  Plus  ▪  ...

キーに適用される関数

KeySortKeySortBy 連想をキーによってソートする

KeyTakeKeyDrop 連想の特定のキーを取り出したり削除したりする

KeySelect キーの基準によって要素を選択する

KeyMap 連想のキーに関数をマップする

KeyValueMap 連想のキーと値に関数をマップする

KeyMemberQ  ▪  KeyFreeQ

連想の変更

<||>[key]=val 連想の要素を変更する

AssociateTo 連想に要素を加える

KeyDropFrom 連想の要素を削除する

連想のパターンマッチング

KeyValuePattern 連想に出現し得る要素

連想を作成する関数

Association 規則のリストを連想に変える

AssociationMap キーのリストに関数を適用して連想を作成する

AssociationThread キーのリストと値のリストから連想を作成する

CountsCountsBy 値をその発生回数と関連付ける

GroupBy 基準を共有する値を集めてまとめる("map reduce")

PositionIndex 値が発生する位置の指標を構築する

連想のリストに作用する関数

KeyUnion  ▪  KeyIntersection  ▪  KeyComplement

Catenate 複数の連想の要素を連結する

Merge 関数を使って要素を共通のキーと組み合せ,連想を結合する

JoinAcross 複数の連想に対してデータベース結合のような操作を行う

Dataset 一般的な構造化データクエリをサポートする表現