リレーショナルデータベースの情報の使用
Wolfram言語にはリレーショナルデータベースのデータにアクセスして計算を行うための機能が組み込まれている.基本的な概念は,ローカルまたはリモートのリレーショナルデータベースのデータがWolfram言語の実体ストアにマップされる.実体ストアに対する操作は記号的に定義され,SQLite,MySQL,PostgreSQL,SQL Server,およびその他のサポートされているデータベースについてカスタムで生成されたSQLコードを使って実行される.
データベースへの接続
DatabaseReference — 外部データベースへの参照(認証等を含む)
RelationalDatabase — リレーショナルデータベースとそのスキーマの記号表現
DatabaseConnect,DatabaseDisconnect — 手作業での接続よび接続解除
データベースの内容の登録
EntityStore — 実体ストアを通したデータベースの記号表現
EntityRegister — 直接参照できるように実体タイプを登録する
EntityUnregister ▪ EntityStores
EntityClass — データベース中の表または仮想の表の表現
Entity — データベースの表の行に対応する単一の実体
EntityValue,entity[property] — データベースクエリを実行して値を抽出する
EntityList — データベースを実行して実体のリストを取得する
EntityProperty — 特性の記号表現(通常は列の名前)
EntityFunction — データベースの式またはサブクエリの純関数表現
EmbeddedSQLExpression — EntityFunction内で使用する生のSQL
実体クラスの変換の表現
FilteredEntityClass — 基準でフィルタされた実体クラス
SortedEntityClass — 特性または関数でソートされた実体クラス
SampledEntityClass — 多くの実体をサンプリングして形成された実体クラス
AggregatedEntityClass — 実体が集まって形成された実体クラス
ExtendedEntityClass — 各項目に特性が追加された実体クラス
CombinedEntityClass — 実体クラスの特性を組み合せて形成された実体クラス
UnionedEntityClass — 複数の実体クラスの和集合を表す実体クラス
IntersectedEntityClass — 複数の実体クラスの共通部分を表す実体クラス
ComplementedEntityClass — 複数の実体クラスの補集合を表す実体クラス
EmbeddedSQLEntityClass — 生のSQLを使って定義される実体クラス
SQLの直接実行
ExternalEvaluate — データベースでSQLコマンドを実行し,結果を返す
StartExternalSession — 外部データベース接続を開く
"SQL" ▪ "SQL-JDBC" ▪ RegisterExternalEvaluator
サポートされているデータベース接続
"MicrosoftSQL" ▪ "MySQL" ▪ "Oracle" ▪ "PostgreSQL" ▪ "SQLite"