AbsoluteOptions
AbsoluteOptions[obj]
指定されたオブジェクトが使うオプションの絶対的な設定を与える.
AbsoluteOptions[obj,name]
オプション name の絶対的な設定を与える.
AbsoluteOptions[obj,{name1,name2,…}]
オプション nameiの絶対的な設定のリストを与える.
詳細
- AbsoluteOptionsは,名芸的な設定がAutomatic,AllまたはFullのような記号値の場合にWolfram言語によって内部で使用されるオプションの実際の設定を与える.
- AbsoluteOptions[obj]はオブジェクト obj の有効なオプションすべての値を,明示的に obj に設定されている場合でも大域的なデフォルトから取られる場合でも,与える. »
- AbsoluteOptionsは次の可視化オブジェクトに使うことができる.
-
Graphics[…] Graphics3D[…] AstroGraphics[…] GeoGraphics[…] Graph[…] - AbsoluteOptionsは次のユーザインターフェースオブジェクトと使うことができる.
-
BoxObject[…] CellObject[…] $DefaultFrontEnd $FrontEnd $FrontEndSession NotebookObject[…] - オプションによっては,AbsoluteOptionsがフロントエンドに要求して結果を求めることがある.オブジェクト obj がユーザインターフェースオブジェクトの場合は,常にこうなる.
- Dynamicオプションの値があるユーザインターフェースオブジェクトは,動的オブジェクトをその事実上の値に分解する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
特定のGraphicsオブジェクトについてのPlotRange->Automaticの明示的な値を求める:
Graphics3DオブジェクトのLightingオプションの明示的なデフォルト値を決定する:
スコープ (2)
特性と関係 (1)
AbsoluteOptions[obj]はオブジェクト obj の有効なすべてのオプションの値を与える:
これとは対照的に,Options[obj]は obj に明示的に設定されているオプションの設定値しか返さない:
テキスト
Wolfram Research (1999), AbsoluteOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AbsoluteOptions.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1999. "AbsoluteOptions." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/AbsoluteOptions.html.
APA
Wolfram Language. (1999). AbsoluteOptions. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AbsoluteOptions.html