FormulaData

FormulaData[name]

公式 name についての方程式を与える.

FormulaData[name,{var1quantity1,var2quantity2,}]

変数 variに指定された値 quantityiを使用して,方程式を解くか簡約するかする.

FormulaData[name,"property"]

公式 name の指定された特性の値を与える.

詳細とオプション

  • FormulaDataは,"OhmsLaw""LawOfSines"等の標準的な名前を使って,公式についての代数方程式を返す.
  • FormulaDataによって返される変数は,QuantityVariableラッパー付きで表現される.
  • variについて指定された値は,ListあるいはAssociationとして入力することができる.
  • 方程式に代入する値のリストを指定するとき,入力変数の値は var->value で指定できる.var は文字列でもQuantityVariableでもよく,value は,数,記号,あるいはQuantityでよい.
  • 未指定の変数が方程式の数と一致する場合,FormulaDataは,残りの変数については実数解について解こうとする.さもなければ,指定された全変数を与えられた変数で置換する.
  • FormulaData[]は使用可能なすべての公式のリストを返す.
  • FormulaData["Properties"]は公式について使用可能なすべての特性を返す.
  • 使用可能な特性
  • "Classes"この公式を含むクラス
    "ExternalIdentifiers"公式の出典情報
    "Formula"公式についての方程式
    "QuantityVariableDimensions"すべての変数についての基底の次元のリスト
    "QuantityVariableNames"すべての変数の英語名
    "QuantityVariablePhysicalQuantities"すべての変数の物理量
    "QuantityVariables"公式中の全変数のリスト
    "QuantityVariableTable"公式についてのすべての変数の詳細
  • "Classes"は,"Physics""Chemistry"のような一般的なカテゴリと{"Physics", "Mechanics"}のような下位範疇を含む.
  • "Association"を第2あるいは第3引数として指定してAssociationの出力を変えることができる.FormulaData[name, "Association"]は,1つまたは複数の方程式を,方程式の左辺がキーであるAssociationとして返す.FormulaData[name,{var1quantity1,var2quantity2,},"Association"]は式の解または簡約された方程式をAssociationとして返す.FormulaData[name,"property","Association"]Listの代りにAssociationを返す.
  • FormulaDataはデフォルト値が$UnitSystemUnitSystemオプションを取る.このオプションは,返される結果の単位系を決定する.

例題

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  (7)

公式についての方程式を求める:

公式の変数について解を求める値を含める:

公式の名前はFormulaLookupで求めることができる:

公式の値は自由形式入力()を使って挿入することができる:

公式によっては複数の方程式を持つものもある:

複数の方程式を持つ公式は,可能な場合はすべての変数について解かれる:

公式の標準的な名前の中には,プランクの放射法則の異なる形式のようにリストとして指定されるものもある:

スコープ  (13)

使用法  (9)

FormulaDataが使うすべての公式を求める:

FormulaDataがサポートするすべての特性を求める:

方程式中のすべてのQuantityVariableを求める:

方程式の変数の物理量を求める:

方程式についての変数名を知る:

方程式について,その物理量の次元を求める:

公式の変数のすべての特性を表示する:

公式の出典情報を求める:

公式が属するクラスを求める:

変数指定  (4)

公式の変数はQuantityVariableで指定することができる:

QuantityVariableの記号成分も使うことができる:

変数は公式の変数についての有効な入力である:

純粋な数もまた有効である:

Associationを使って形式変数を指定することができる:

オプション  (1)

UnitSystem  (1)

UnitSystemを使って結果の単位を制御する:

アプリケーション  (1)

公式の方程式は,続く計算に使うことができる:

温度について積分する:

方程式の動作をプロットする:

特性と関係  (2)

FormulaLookupを使ってクラスまたは名前で公式を求める:

クラスには文字列およびより具体的な文字列のリストが含まれる:

使用可能なクラスのリストを得る:

特定の式のクラスを求める:

考えられる問題  (3)

FormulaLookupを使って方程式の名前を求める:

入力量は適切な次元のものでなければならない:

未指定の変数が式内の方程式の数よりも少ないなら,その系は過剰決定系である:

おもしろい例題  (2)

標準物理定数  (1)

光速およびプランクの定数の両方をパラメータとして含むすべての公式を求める:

基本的な物理公式  (1)

プランクの定数,光速,あるいは引力定数をパラメータとして含むすべての公式を選ぶ:

関連する物理量に基づいた公式のネットワークを構築する:

Wolfram Research (2014), FormulaData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FormulaData.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), FormulaData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/FormulaData.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "FormulaData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/FormulaData.html.

APA

Wolfram Language. (2014). FormulaData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/FormulaData.html

BibTeX

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BibLaTeX

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