GeoIdentify
GeoIdentify[enttype]
現在の地理的な位置が含まれる,タイプ enttype の地理的実体を特定する.
GeoIdentify[enttype,loc]
場所 loc が含まれる実体を特定する.
現在の地理的な位置が含まれる,任意タイプの実体を特定する.
詳細とオプション
- GeoIdentifyは,拡張された地理的な地域を表すEntityオブジェクトのリストを返す.
- GeoIdentify[enttype,loc]の loc は,GeoPositionオブジェクト,"City","Country"あるいは"HistoricalCountry"のような領域の地理実体,Dated[…]オブジェクト,GeoVariant[…]式等を含む任意の地理的位置オブジェクトでよい.
- GeoIdentify[enttype,loc]の enttype は,Entity["Country"]のようなEntityオブジェクトあるいは"City"のような文字列として指定できる.
- enttype に有効な形式
-
"Country" 国,領土等 "City" 都市 "AdministrativeDivision" 任意レベルの行政部門 "AdministrativeDivision1" トップレベル行政部門 "AdministrativeDivision2" 第2レベル行政部門 "AdministrativeDivision3" 第3レベル行政部門 "HistoricalCountry" 歴史的な国,領域,帝国等 "MilitaryConflict" 軍事衝突 "Ocean" 海洋 "USCounty" アメリカの郡 "USState" アメリカの州 "ZIPCode" アメリカの郵便番号 Dated[ent,date] date における enttype タイプの実体 GeoVariant[enttype,variant] variant 領域を使った実体 EntityClass["type","class"] class の個別の成員 enttype1enttype2… enttypeiのいずれか All 任意の可能なタイプ - 場所 loc は,GeoPosition,Entityオブジェクト,GeoGraphicsプリミティブのいずれかとして指定できる.
- GeoIdentify[]およびGeoIdentify[regtype]では,場所は,$GeoLocationの現行設定であるとみなされる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
GeoPosition[{42.11`,-89.24`}]の州と郵便番号:
スコープ (10)
地理データ (6)
オプション (1)
"FullyContained" (1)
デフォルトで,場所の一部をカバーする実体はその場所を含むとみなされる:
オプション"FullyContained"->Trueを使うと,その場所の一部しか含まない実体は除外される:
特性と関係 (3)
GeoIdentifyは常にリストを返す:
場所のクエリが拡張地域に当る場合は,それを含む複数の実体がある場合がある:
拡張された場所 loc については,GeoIdentify[enttype,loc]は,事実上,GeoEntities[loc,enttype]と同等である:
テキスト
Wolfram Research (2014), GeoIdentify, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoIdentify.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "GeoIdentify." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoIdentify.html.
APA
Wolfram Language. (2014). GeoIdentify. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GeoIdentify.html