MatrixLog
MatrixLog[m]
行列 m の行列対数を与える.
詳細とオプション
- MatrixLogは実質的にMatrixExpの機能を逆にしたものである.ゆえに,MatrixExp[MatrixLog[m]]は非特異行列に対しては m である.
- MatrixLogは非特異の正方行列にのみ使うことができる.
- 可能な明示的設定でMethodオプションを与えることができる.
-
"Jordan" ジョルダン(Jordan)分解 "Schur" 非厳密数値行列のシューア(Schur)分解 - デフォルト設定のMethodAutomaticは,非厳密数値行列にはシューア分解を使い,厳密行列と記号行列にはジョルダン分解を使う.
- "Schur"メソッドはMethod{"Schur",Tolerancetol}として指定することもできる.相対的な大きさが tol より小さい固有値は,行列が特異であるとみなされるように,事実上0とみなされる.Tolerance0を使うと非零の固有値はどれほど小さくても許容されるようになる.
- MatrixLogはSparseArrayオブジェクトに使うことができる.
例題
すべて開くすべて閉じるオプション (1)
Method (1)
アプリケーション (1)
特性と関係 (2)
m が非特異数値行列であるなら,MatrixExp[MatrixLog[m]]は事実上 m に等しい:
考えられる問題 (3)
おもしろい例題 (1)
Wolfram Research (2012), MatrixLog, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MatrixLog.html.
テキスト
Wolfram Research (2012), MatrixLog, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/MatrixLog.html.
CMS
Wolfram Language. 2012. "MatrixLog." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/MatrixLog.html.
APA
Wolfram Language. (2012). MatrixLog. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/MatrixLog.html