OverlayVideo
OverlayVideo[background,o]
o を背景動画または画像 background にオーバーレイした結果を与える.
OverlayVideo[background,{o1,o2,…}]
オーバーレイ o1, o2, …の結果を与える.
OverlayVideo[background,{interval1o1,…}]
時間間隔 intervaliの間,各 oiをオーバーレイする.
詳細とオプション
- OverlayVideoは絵の中の絵としても知られている.
- 動画のオーバーレイは,プレゼンテーションに話者の顔を加えたり動画にロゴや他のグラフィックスを重ねたり背景を他の動画で置換したりするためによく使われる.
- background は,動画または画像でよい.
- オーバーレイ oiは以下のいずれでもよい.
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image 右下隅に置かれたImageまたはGraphics video 右下隅に置かれたVideoオブジェクト text 文字列またはスタイル付きのテキスト expr 通常の表示サイズにラスタライズされた任意の式 Placed[expr,pos] pos に置かれたオブジェクト Placed[expr,{pos,opos}] 位置 opos を expr の位置 pos に置く Placed[expr,{pos,Inherited}] opos に指定された位置 pos を使う f 有効なオーバーレイを生成する任意の関数 - background の位置 pos あるいはoverlay の位置 opos は以下のように指定できる.
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{x,y} 左下隅からの絶対画素オフセット Scaled[{sx,sy}] オブジェクトを横断する0から1までにスケールされた位置 posfunc 位置を返す任意の関数 {posx,posy} Top,Bottom,Left,Right,Centerの名前付きの位置 - 時間間隔 intervaliは,以下のいずれでもよい.
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{t1,t2} t1から t2まで t1 t1に始まってオーバーレイまたは背景の終了と共に終る - OverlayVideoは,常に background と同じ画素サイズの動画を与える.
- デフォルトで,OverlayVideoは新規動画を$WolframDocumentsDirectoryの"Video"ディレクトリに置く.
- 次は,出力動画の特性を制御するオプションである.
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CompressionLevel Automatic 使用する圧縮レベル FrameRate Automatic 使用するフレームレート GeneratedAssetFormat Automatic 結果の形式 GeneratedAssetLocation $GeneratedAssetLocation 結果の場所 OverwriteTarget False 既存ファイルを上書きするかどうか VideoEncoding Automatic 使用する動画の符号化 VideoTransparency False 出力動画が透明度チャンネルを持つべきかどうか - すべての入力動画オブジェクトの音声と字幕のトラックは結果の動画にコピーされる.
例題
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基本的な用法 (2)
Wolfram Research (2021), OverlayVideo, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OverlayVideo.html (2024年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2021), OverlayVideo, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/OverlayVideo.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2021. "OverlayVideo." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/OverlayVideo.html.
APA
Wolfram Language. (2021). OverlayVideo. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/OverlayVideo.html