Pane
Pane[expr]
expr を含むペインを表示する.
Pane[expr,w]
ペインの幅を w 印刷用ポイント数とする.必要な場合は行を折り返す.
Pane[expr,{w,h}]
ペインの幅を w 印刷用ポイント数,高さを h ポイント数とし,必要な場合にはコンテンツを縮小する.
詳細とオプション
- 次のオプションを使うことができる.
-
Alignment {Automatic,Automatic} 表示エリアのオブジェクトの配置方法 AppearanceElements Automatic 表示するペインに含める要素 BaselinePosition Automatic 周囲のテキストのベースラインと何を揃えるのか BaseStyle {} ペインのベーススタイル指定 ContentPadding True 余白をコンテンツの周りぎりぎりまで縮めるかどうか FrameMargins Automatic ペインの枠の内側の余白 ImageMargins 0 表示エリアの外側に加える余白 ImageSize Automatic 表示されたペインの画像全体の大きさ ImageSizeAction Automatic コンテンツの大きさが画像のサイズとマッチしない場合にどうするか Scrollbars False スクロールバーを含めるかどうか ScrollPosition {0,0} スクロールが可となった場合のスクロール位置 - 一般的なデフォルトスタイルシートの場合,他の追加的なオプションがなければPane[expr]は expr をそのまま表示する.
- Pane[expr,w]はPane[expr,ImageSize->w,ImageSizeAction->"Clip"]と等価である.
- Pane[expr,{w,h}]はデフォルトでPane[expr,ImageSize->{w,h},ImageSizeAction->"Clip"]と等価である.
- Pane[expr,{w,h},Scrollbars->Automatic]は事実上ImageSizeAction->"Clip"を使う.
- w または h がUpTo式として指定されている場合,値は最大幅または最大高さとして扱われる.Paneは,必要な場合は小さい方の値を使ってコンテンツの周りの空白スペースを切り取る.
- ImageSizeAction->"Scrollable"と設定すると,必要な場合にペインのコンテンツがスクロール可能になる.
- AppearanceElements内の使用可能な要素は"ResizeArea"である.
- BaseStyleの設定値は,一般に現行スタイルシートの"Pane"スタイルで与えられるデフォルトスタイルに加えられる.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (4)
厳密な幅と高さを,必要に応じてクリッピングをして,指定する:
UpToを使ってより小さい値を許しつつ最大の大きさを指定する:
オプション (15)
AppearanceElements (2)
AppearanceElements->{"ResizeArea"}を使ってサイズ変更が可能なPaneを指定する:
ImageSize->Fullを使ってサイズ変更が可能なグラフィックスを作る:
デフォルトで,Scrollbars->TrueであればPaneはサイズは変更可能である:
AppearanceElements->Noneを使ってサイズ変更を不可能にする:
ImageSize (3)
ImageSizeAction (3)
ImageSizeActionのデフォルトは"Clip"である:
Scrollbars (3)
アプリケーション (1)
SlideViewで行を強制的に固定幅にする:
特性と関係 (1)
改行目的では,Paneは壊れない長方形の領域として扱われる:
テキスト
Wolfram Research (2007), Pane, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Pane.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2007. "Pane." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/Pane.html.
APA
Wolfram Language. (2007). Pane. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Pane.html