PasteButton

PasteButton[expr]

押されるたびに expr をペーストするボタンを表す.

PasteButton[label,expr]

label 付きのボタンを表示する.

詳細とオプション

  • expr は,デフォルトで入力ノートブックの現行挿入点にペーストされる.
  • PasteButton[notebook,label,expr]は,指定されたノートブックにペーストする.
  • PasteButtonは,通常の方法で引数を評価する.つまり,expr は即座に評価される.
  • PasteButton[Defer[expr]]expr の未評価の形をペーストするボタンを作る.
  • expr に選択プレースホルダがある場合,ペーストの際にこのプレースホルダに現行の選択オブジェクトが入れられる.
  • 選択プレースホルダは記号のあるいは\[SelectionPlaceholder]で表される.
  • label はどのような式でもよい.
  • PasteButtonにはButtonと同じオプションを使うことができる.
  • PasteButton[expr]Button[expr,None,BaseStyle->"Paste"]で作られるものと機能が等しいボタンを作成する.
  • 全オプションのリスト

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

それ自身のコンテンツをペーストするボタンを作る:

異なるラベルを与える:

未評価の式をペーストするボタンを作る:

スコープ  (2)

PasteButtonのコンテンツ  (1)

任意の式をラベルとして使う:

PasteButtonのコントロール  (1)

評価結果をペーストする:

グラフィックスオブジェクトをペーストする:

オプション  (13)

Alignment  (1)

定義済みのさまざまな並べ方のオプション:

Appearance  (1)

Default"Pressed"での外観:

Background  (1)

背景色を変える:

BaselinePosition  (1)

周囲のテキストと揃える:

Enabled  (2)

デフォルトで,PasteButtonは有効になっている:

Enabled->Falseとすると,ボタンは無効となり現行状態が可視で残る:

Evaluator  (1)

デフォルトで,ペースト操作はフロントエンドで行われる:

FrameMargins  (1)

FrameMarginsを設定することで,ボタンのコンテンツエリアが大きくできる:

ImageMargins  (1)

ImageMarginsを設定することで,ボタンエリアが大きくできる:

ImageSize  (4)

予め設定された値を使う:

任意の値を使う:

第2要素を設定すると高さも制御できる:

完全にカスタマイズされた大きさを設定する:

アプリケーション  (1)

国名の文字列をペーストするボタンを作る:

特性と関係  (2)

を使ってこれを現行選択で置き換える:

PasteButtonButtonの特殊ケースである:

考えられる問題  (1)

PasteButton はクリックごとに引数を評価はしない:

Wolfram Research (2007), PasteButton, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PasteButton.html.

テキスト

Wolfram Research (2007), PasteButton, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PasteButton.html.

CMS

Wolfram Language. 2007. "PasteButton." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PasteButton.html.

APA

Wolfram Language. (2007). PasteButton. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PasteButton.html

BibTeX

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BibLaTeX

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