ProcessObject
実行可能な外部プロセスを表すオブジェクトである.
ProcessObject[pid]
ユーザのコンピュータシステム上の,PID pid の実行中の外部プロセスを表す.
詳細
- ProcessObjectはStartProcessによって作ることができる.
- StartProcessが開始したプロセスについては,ProcessObjectを使って,Read,Write,BinaryRead,Import等の関数の中にストリームを置くことができる.
- ProcessObjectは,実行中のプロセスと終了したプロセスの両方を表すことができる.
- ProcessObject[…]["prop" ]は外部プロセスの特性を与える.次は,使用可能な特性である.
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"PID" プロセスID "PPID" 親プロセスID "Memory" プロセスが使用中のメモリ "StartTime" プロセスが開始された日付 "RealTime" プロセスが開始されてからの時間 "SystemTime" カーネル空間で経過したCPU時間 "UserTime" ユーザ空間で経過したCPU時間 "Threads" スレッド数 "User" プロセスが属するユーザ "Program" プログラム名 "Path" プログラムの完全ファイルパス "Dataset" 全特性と値のデータ集合 "Properties" 使用可能な特性のリスト - ProcessObjectのInformationは,上記に加えて次の特性を含むことがある.
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"ExitCode" プロセスの終了コード
例題
例 (2)
StartProcessを使ってシェルプロセスを開始し,対応するProcessObjectを得る:
対応するProcessObjectを使ってシェルプロセスにコマンドを書き込む:
Wolfram Research (2014), ProcessObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ProcessObject.html (2019年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2014), ProcessObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ProcessObject.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "ProcessObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/ProcessObject.html.
APA
Wolfram Language. (2014). ProcessObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ProcessObject.html