ReplacePart

ReplacePart[expr,inew]

expri 番目の部分が new に置き換えられるような式を与える.

ReplacePart[expr,{i1new1,i2new2,}]

位置 inの部分を newnに置き換える.

ReplacePart[expr,{i,j,}new]

位置{i,j,}の部分を置き換える.

ReplacePart[expr,{{i1,j1,}new1,}]

位置{in,jn,}の部分を newnに置き換える.

ReplacePart[expr,{{i1,j1,},}new]

位置{in,jn,}のすべての部分を new に置き換える.

ReplacePart[inew]

式に適用可能なReplacePartの演算子形を表す.

詳細とオプション

  • 明示的な負の部分番号は末尾から数える. »
  • 位置の部分の指定はパターンでもよい.
  • 実質的に,各パターンはexpr 中の部分の部分番号の各リストと照らし合される.
  • 明示的なリストではない(例えばx_のような)パターンp{p}として扱われる.
  • パターンはさまざまな長さの位置指定を表す__のような構造を含むことができる.
  • ReplacePart[expr,i:>new]は,評価せずに部分を置換するのに使うことができる.patt:>new のような規則がある場合は,patt にマッチする各位置で new が別々に評価される.
  • デフォルトのオプション設定のHeads->Automaticのとき,頭部は対応する位置指定が明示的に0のときにのみ置換される.
  • Heads->Trueでは,頭部は対応する位置指定が0にマッチするときは常に置換される.
  • Heads->Falseのときは,頭部は置換されない.
  • ReplacePartSparseArrayオブジェクトに適用することができる.
  • ReplacePart[i->new][expr]ReplacePart[expr,i->new]に等しい.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (6)

部分3を置換する:

部分2と5を置換する:

配列の部分{2,1}を置換する:

各部分のうちその位置がパターンにマッチするものを置換する:

任意の式の部分を置換する:

ReplacePart演算子を使う:

スコープ  (11)

末尾から3番目の部分を置換する:

同じ式で複数の部分を置換する:

部分指定はパターンでもよい:

1,3,5の指標が付いたもの以外のすべての部分を置換する:

指標が偶数の部分をすべて置換する:

最初のサブリスト中の全要素を置換する:

各サブリストの最終要素を置換する:

対角線上の要素を置換する:

部分指定パターンは置換に使用されている変数を含んでいてもよい:

パターンは変数の長さの部分のリストを表すことがある:

連想の一部を置換する:

キー"x"に対応するすべての値を置換する:

連想の頭部を置換する:

一般化と拡張  (4)

規則の右辺は各置換が行われてから別々に評価される:

ReplacePartSparseArrayオブジェクトに適用することができる:

ReplacePartは頭部に使うことができる:

すべての頭部をListで置換する:

オプション  (3)

Heads  (3)

頭部を除くすべての通常の部分を置換する:

頭部も置換する:

頭部は絶対に置換しない:

アプリケーション  (8)

行列の境界にxを置く:

配列中の2つの正方形をハイライトする:

初期条件が1ビット異なる2つのセルオートマトンの差分パターンを生成する:

各ステップのランダムな位置に黒いセルを挿入する:

リストの部分を連続的に置換する:

グラフィックス内の円板を連続的に円で置換する:

2D配列中の項目を連続的に置換する:

指標が互いに素ではない要素を置換する:

特性と関係  (5)

ReplacePartは与えられた順序で規則を使う:

ReplacePartPositionが生成するのと同じ形式の位置のリストを取る:

ReplacePartSparseArrayと同じ部分規則を取る:

ReplacePartは特定の位置にある部分敷きを書き換える:

Replaceは特定のレベルのパターンにマッチする部分を書き換える:

ReplacePartは,位置がパターンにマッチする式の部分を置換する:

ReplaceAllは,それ自身がパターンにマッチする式の部分を置換する:

考えられる問題  (4)

ReplacePartはすでにある部分にのみ影響する:

特にOrderless関数においては,部分の順番は置換によって変わることがある:

位置の空リストを置換しても式は変わらない:

位置{}は式全体に相当する:

連想の頭部を置換するとキーが失われる:

連想から規則を抽出する:

Wolfram Research (1991), ReplacePart, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ReplacePart.html (2014年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1991), ReplacePart, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ReplacePart.html (2014年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1991. "ReplacePart." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/ReplacePart.html.

APA

Wolfram Language. (1991). ReplacePart. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ReplacePart.html

BibTeX

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