SignedRegionDistance

SignedRegionDistance[reg,p]

p が領域の外にある場合は点 p から領域 reg までの最短距離を与え,p が領域の中にある場合は reg の補集合までの最短距離を与える.

SignedRegionDistance[reg]

異なる点に繰り返し適用可能なRegionDistanceFunction[]を与える.

詳細とオプション

  • SignedRegionDistanceは,符号付距離関数および符号付距離変換としても知られている.
  • SignedRegionDistanceは領域外の点については正,領域内の点については負である.絶対値は点から境界までの距離を測定する.
  • q と点 p の間の距離はNorm[p-q]であるとみなされる.
  • SignedRegionDistanceは,事実上,preg に含まれない場合はMinValue[{Norm[p-q],qreg},qreg]であり,それ以外の場合は-MinValue[{Norm[p-q],qreg},q]である.
  • SignedRegionDistanceGeometricSceneの記号領域および点と一緒に使うことができる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

内部のある点から単位円板までの符号付き距離を求める:

外側の点についての:

距離を位置の関数としてプロットする:

点からMeshRegionまでの符号付き距離を求める:

1引数だとRegionDistanceFunctionが求まる:

スコープ  (17)

特別な領域  (8)

Pointまでの符号付き距離は,内側がないので,常に非負である:

3点集合からの符号付き距離をプロットする:

Lineまでの符号付き距離は,1Dでは負になることがある:

しかし,2D以上では常に非負である:

2Dにおいて,線からの符号付き距離をプロットする:

Rectangle

Cuboidからの符号付き距離は,いかなる次元でも負になり得る:

矩形までの符号付き距離をプロットする:

全次元のSimplexからの符号付き距離は負になることがある:

しかし,より低い次元の単体への符号付き距離は,負にはならない:

2D単体までの符号付き距離をプロットする:

Diskまでの符号付き距離は負になることがある:

BallDiskを任意の次元に一般化する:

円板までの符号付き距離をプロットする:

Ellipsoidまでの符号付き距離は任意の次元で負になり得る:

2Dにおける楕円形までの符号付き距離をプロットする:

Circleまでの距離は,内側がないので,常に非負である:

任意の次元のSphereについても同じことが言える:

円までの符号付き距離をプロットする:

Cylinder

Cone

数式定義領域  (2)

ImplicitRegionとして表された円板までの符号付き距離:

円柱:

ParametricRegionとして表された円板までの距離:

円板の有理パラメータ化を使う:

メッシュ領域  (4)

BoundaryMeshRegionまでの符号付き距離は,任意の次元で負になり得る:

2Dにおいて:

3Dにおいて:

符号付き距離は,1Dにおける0DのMeshRegionでは,負ではならない:

しかし,1DのMeshRegionでは負になり得る:

符号付距離は,2Dにおける0DのMeshRegionでは,負ではならない:

1DのMeshRegionにおいても負にはなり得ない:

2DのMeshRegionでは負になり得る:

符号付き距離は,3Dにおける0DのMeshRegionでは,負ではならない:

1DのMeshRegionでもそうである:

2Dの0 MeshRegionでも同じである:

しかし,3DのMeshRegionでは負であってもよい:

派生領域  (3)

RegionIntersectionまでの符号付き距離:

TransformedRegionまでの符号付き距離:

RegionBoundaryまでの符号付き距離は,常に非負である:

アプリケーション  (2)

が全次元の領域の場合,点 の「深さ」は 負の符号付き領域距離である.Disk[{0,0},5]における{1,1}の深さを求める:

これを説明するためには,における最近点を計算しなければならない:

これをプロットする:

Cuboid[{0,0,0},{2,2,2}]における点{1,1,1}の深さを求める:

これを説明するために,における最近点を計算しなければならない:

これをプロットする:

特性と関係  (5)

領域までの符号付き距離が非正であれば,その点はRegionMemberである:

RegionBoundary上の点の符号付き距離は0である:

領域までの符号付き距離が負であれば,その点は領域の内側にある:

SignedRegionDistanceAbsRegionBoundaryまでの距離のMinValueである:

領域外の点については,RegionDistanceSignedRegionDistanceは等しい:

Wolfram Research (2014), SignedRegionDistance, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SignedRegionDistance.html.

テキスト

Wolfram Research (2014), SignedRegionDistance, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SignedRegionDistance.html.

CMS

Wolfram Language. 2014. "SignedRegionDistance." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SignedRegionDistance.html.

APA

Wolfram Language. (2014). SignedRegionDistance. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SignedRegionDistance.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_signedregiondistance, author="Wolfram Research", title="{SignedRegionDistance}", year="2014", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/SignedRegionDistance.html}", note=[Accessed: 21-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_signedregiondistance, organization={Wolfram Research}, title={SignedRegionDistance}, year={2014}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/SignedRegionDistance.html}, note=[Accessed: 21-November-2024 ]}