SolidMechanicsStress
SolidMechanicsStress[vars,pars,strain]
固体力学応力を変数 vars,パラメータ pars,歪み strain で与える.
SolidMechanicsStress[vars,pars,strain,displacement]
非線形材料規則に対する固体力学応力を与える.
詳細
- SolidMechanicsStressは与えられた歪みに対する力学応力を変位の従属変数 ,,(単位:),独立変数 (単位:),時間変数 (単位:)で返す.
- 応力は断面積あたりの抵抗力 である.
- 応力の単位は である.
- SolidMechanicsStressはSolidMechanicsPDEComponentと同じ変数 vars 指定を使う.
- SolidMechanicsStressはSolidMechanicsPDEComponentと同じパラメータpars s指定を使う.
- SymmetrizedArrayは strain を指定する.
- 通常,strain はSolidMechanicsStrainの結果である.
- 弾性材料については,SolidMechanicsStressは弾性歪みを使って応力を計算する.
- SolidMechanicsStressは熱歪みまたは初期歪みを与えられた歪みから削除する.
- SolidMechanicsStressは応力のSymmetrizedArrayを以下の形式で返す.
- は垂直応力を,はせん断応力を表す.
- SolidMechanicsStressは,非線形の材料については応力の計算に歪みと変位を使う.
例題
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考えられる問題 (1)
軸対称の場合は,転移が空間座標の関数であることが重要である.その理由を説明するために,変数,パラメータ,空間の関数ではない転移関数を作成する:
生成されたInterpolatingFunctionは空間座標 および の関数ではない点に注意のこと.この状態で歪みと応力を計算すると,応力テンソルにやはり空間座標を持たない何らかの補間関数が現れる:
これは,軸対称の場合の式では,歪みの 成分が として計算されるためである.ここで, は最初の従属変数, は円筒座標系の半径方向である.導出は軸対称モデルのセクションで説明されている.歪みから応力が計算されるとき, の値は最初に指定された変位関数 (この場合は usol) から取得される.その関数が独立変数 と に依存しない場合,それらは出力に表示されない.
これを避けるためには,変位に空間座標 と を使う必要がある:
これで,応力テンソルのすべてのInterpolatingFunction成分が空間座標を利用するようになった:
テキスト
Wolfram Research (2021), SolidMechanicsStress, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SolidMechanicsStress.html (2022年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2021. "SolidMechanicsStress." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2022. https://reference.wolfram.com/language/ref/SolidMechanicsStress.html.
APA
Wolfram Language. (2021). SolidMechanicsStress. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SolidMechanicsStress.html