UnitConvert
UnitConvert[quantity,targetunit]
指定された quantity を指定された targetunit に変換しようと試みる.
UnitConvert[quantity]
指定された quantity をそのSI基本単位に変換する.
詳細
- targetunit は正準単位あるいはQuantityの式である.
- targetunit がQuantityのとき,結果の出力は targetunit と同じ単位を持つ.
- targetunit 指定には,"SIBase","SI","Imperial","Conventional","Metric"の単位系も使うことができる.
- UnitConvertは温度と温度差が別々に変換できる.温度は絶対零度との温度差と解釈して温度差に変換することもできる.
- UnitConvertは,TimeSeries,EventSeries,TemporalDataの入力を取り,Quantity値を指定された targetunit に変換しようと試みる.
- UnitConvertは,Association入力を取り,Quantity値を指定された targetunit に変換しようと試みる.
- 通貨単位の変換にはインターネット接続が必要である.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
スコープ (8)
UnitConvertは,Quantity式のリストに使うことができる:
Quantity式をそれと等価なSI単位に変換する:
連想のQuantity値をSI基本単位に変換する:
QuantityDistribution式の単位を変換する:
UnitConvertはQuantityArrayオブジェクトあるいはSymmetrizedArrayオブジェクトのような構造配列を許容する:
UnitConvertはAssociation指定を受容する:
アプリケーション (4)
UnitConvertを使って"SIBase"単位系内の単位の値を調べる:
UnitConvertを使ってSI基本単位に由来する単位の値を求める:
特性と関係 (9)
UnitConvertの第1引数は単位文字列として与えることができる:
UnitConvertの第2引数はMixedUnit指定でよい:
MixedUnit指定で与えられる単位は順序付けなくてもよい:
UnitConvertは混合したQuantityオブジェクトを変換することができる:
UnitConvertは,未知の単位文字列を自動的に解釈しようとする:
ターゲットの単位がQuantityオブジェクトとして指定された場合,そのマグニチュードは無視される:
"InformationUnit"についての"SIBase"単位は"Bits"である:
"MoneyUnit"についての"SIBase"単位は"USDollars"である:
UnitConvertはリストに縫い込まれる:
考えられる問題 (4)
UnitConvertは,異なるタイプの単位間のように無効な変換に対しては$Failedを返す:
UnitConvert[q,"SIBase"]は,通常は,すべての単位をそのSI基本単位に変換する:
その次元で標準となっているSI単位がないような特殊ケースの場合は,非SI単位をSI基本形式で使うことが許される:
温度から温度差に変換すると,結果は絶対零度との温度差として与えられる:
テキスト
Wolfram Research (2012), UnitConvert, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/UnitConvert.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2012. "UnitConvert." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/UnitConvert.html.
APA
Wolfram Language. (2012). UnitConvert. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/UnitConvert.html