VideoStream

VideoStream[source]

新たなVideoStreamオブジェクトをソースから作成する.

VideoStream[id]

一意的な動画ストリームを表すオブジェクトである.

詳細とオプション

  • VideoStreamは,動画の再生または録画をプログラムで制御するためのVideoオブジェクトまたはデバイスへのハンドルである.
  • source は以下のいずれでもよい.
  • videoVideoオブジェクトからの再生ストリーム
    "camera"$ImagingDevicesのカメラからの録画ストリーム
    {"Screen",n}n 番目の接続スクリーンからの録画ストリーム
    {"Screen",n,bbox}n 番目のスクリーンの領域 bbox からの録画ストリーム
    NotebookObject[]スクリーンに描画されたノートブックからの録画ストリーム
    "livestream"HTTPまたはHTTPSのライブストリームから生成されたストリーム
  • VideoPlayを使って動画ストリームの再生を開始する.
  • VideoRecordを使ってストリームの録画を開始する.
  • VideoPauseVideoStopを使って録音の再生を一時停止したり中止したりする.
  • Video[vstream]を使って録画されたストリームからVideoオブジェクトを作る.
  • 次は使用可能なオプションである.
  • AudioOutputDeviceAutomatic再生に使用する音声出力デバイス
    ImageSize Automatic動画フレームの表示サイズ
    Looping False再生をループにするかどうか
    RasterSize Automatic動画フレームの次元
    SoundVolumeAutomatic音量
  • vstream["prop"]を使って動画ストリーム vstream の特性が入手できる.
  • vstream["prop"]=val で特性の値が設定できる.
  • 次は,大域的特性である.
  • "Duration"全体的な継続時間
    "ID"ストリームID
    "ImageSize"動画の再生サイズ
    "Location"リンクされた動画ファイルの位置
    "Looping"再生をループにするかどうか
    "Position"時間Quantityとして与えられた再生位置
    "Status"ストリームの状態
    "AudioTrackCount"音声トラック数
    "VideoTrackCount"動画トラック数
    "SubtitleTrackCount"字幕トラック数
  • "Status"の可能な設定値には,"Playing""Recording""Paused""Stopped"がある.
  • 次は,VideoStream[dev]のその他の特性である.
  • "AudioInputDevice"録音に使う音声入力デバイス
    "GeneratedAssetLocation"録音された音声を保存するファイルのパス
    "RecordedVideo"録音のための動画オブジェクト
    "RecordedDuration"録音された動画の継続時間
  • 次は,現行のトラック特性である.
  • "CurrentAudioTrack"現行音声トラックのインデックス
    "CurrentAudio"現行音声の断片
    "CurrentVideoTrack"現行動画トラックのインデックス
    "CurrentFrame"現行動画の1フレーム
    "CurrentSubtitleTrack"現行字幕トラックのインデックス
    "CurrentSubtitle"現行字幕の断片
  • 次は,現行音声トラックの特性である.
  • "AudioOutputDevice"再生に使用する音声出力デバイス
    "AudioChannels"音声チャンネル数
    "SampleRate"音声サンプルレート
    "SoundVolume"音量
    "AudioEncoding"音声コーデック
  • 次は,現行動画トラックの特性である.
  • "FrameChannels"色チャンネルの数
    "FrameRate"動画フレームレート
    "RasterSize"フレームの次元
    "VideoEncoding"動画コーデック
  • 次は,現行字幕トラックの特性である.
  • "SubtitleEncoding"字幕コーデック

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

ローカルの動画ファイルにリンクしたVideoStreamオブジェクトを作成する:

ストリームの位置を変える:

ストリームを一時停止する:

スコープ  (10)

基本的な用法  (6)

直接ファイルからの動画ストリーム:

Videoオブジェクトからの動画ストリーム:

URLからのストリーム:

ライブストリーム動画からのストリーム:

ライブストリームの継続時間はIndeterminateである:

接続された画像デバイスからの録画ズトリーム:

ストリームからフレームを録画する:

録音された動画を取り出す:

スクリーンからストリームを録画する:

ストリームからフレームを録画する:

録画した動画を取り出す:

特性  (4)

使用可能なストリームの特性をチェックする:

動画ストリームの特性値を得る:

録音可能なストリームの使用可能な特性をチェックする:

動画ストリームの特性値を得る:

"Position"特性を設定する:

現行位置のフレームを抽出する:

ストリームを再生しながら特性を変更する:

オプション  (3)

ImageSize  (1)

デフォルトで,画像の次元とウィンドウサイズに基づいてスケールする自動画像サイズが使われる:

別の画像サイズを指定する:

画像の次元は影響されない点に注意のこと:

"ImageSize"特性を変更する:

Looping  (1)

デフォルトで,動画ストリームはループされない:

ループストリームを作成する:

2回ループするストリームを作成する:

RasterSize  (1)

デフォルトで,もとのラスタサイズが使われる:

別のラスタサイズを指定する:

縦と横の両方を指定する:

アプリケーション  (3)

簡単な動画GUIを作成する:

ニューラルネットワークに基づいた関数をリアルタイムで現行フレームに適用する:

ImageCasesの結果を動的にハイライトする:

画像処理関数を現行フレームに動的に適用する:

ImageSaliencyFilterの結果を計算する:

Wolfram Research (2020), VideoStream, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoStream.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2020), VideoStream, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoStream.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2020. "VideoStream." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoStream.html.

APA

Wolfram Language. (2020). VideoStream. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/VideoStream.html

BibTeX

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BibLaTeX

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