XHTML (.html,.htm,.xhtml,.xht,.xml)

予備知識

    • 登録MIMEタイプ:application/xhtml+xml
    • XHTMLのマークアップ言語とファイル形式.
    • HTMLのXMLに基づく組成変更.
    • XHTMLは,Extensible Hypertext Markup Language(拡張可能ハイパーテキストマークアップ言語)からの頭字語である.
    • プレーンテキストXML形式.
    • Webページの構造と外観を表す.
    • HTMLを後継する形式である.
    • W3C推薦として2001年に出版された.

ImportとExport

  • Import["file.xhtml"]はXHTMLファイルのプレーンテキスト表示を返す.
  • Import["file.xhtml","Data"]はXHTMLから表形式データを抽出する.
  • Export["file.xhtml",expr]はXHTMLバージョンのexpr を作成する.
  • Export["dir",expr]expr をXHTMLに変換し,出力を指定されたディレクトリに保存する.
  • Import["file.xhtml"]は文字列を返し,ファイルのテキストコンテンツをフォーマットされたプレーンテキストとして表示する.
  • Export["file.xhtml",expr] はノートブック,セル,セルのリスト,あるいはその他のノートブック要素を XHTMLでエキスポートする.
  • Export はただ単にXHTMLの断片を作成するのではなく,常に完全なXHTML ドキュメントを作成する.
  • 出力は1つかそれ以上のXHTMLファイルと2つのディレクトリ(HTMLFilesとHTMLLinks)から成る.
  • Wolfram言語はXHTMLでエキスポートする場合に,デフォルトでタイプセット式をGIF画像に変換する.
  • Wolfram言語はTooltipHyperlink式をエキスポートすることができ,必要な場合にはHTML画像マップを作成する.
  • Import["file.xhtml",elem]は指定された要素をXHTMLファイルからインポートする.
  • Import["file.xhtml",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.xhtml",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポートの形式はImport["file","XHTML"]あるいはImport["file",{"XHTML",elem,}]で指定することができる.
  • Export["file.xhtml",expr, elem]expr が要素elem を指定するものとして扱って,XHTMLファイルを作成する.
  • Export["file.xhtml",{expr1,expr2,},{{elem1,elem2,}}] は,それぞれのexpri が対応するelemi を指定しているものとして扱う.
  • Export["file.xhtml",expr,opt1->val1,] は指定されたオプションの要素が指定された値を取るものとしてexpr をエキスポートする.
  • Export["file.xhtml",{elem1->expr1,elem2->expr2,},"Rules"] は規則を使ってエキスポートされるべき要素を指定する.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

ノートブックインターフェース

  • 選択範囲の形式保存」はノートブックの選択された部分をWebページとしてエキスポートする.
  • 別名で保存」はノートブック全体をWebページとしてエキスポートする.

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • Import要素:
  • "Data"HTMLの表とリストの要素からのテキストと数字のコンテンツ
    "FullData"空のHTMLテーブルとリスト要素を含めた完全な表形式の内容
    "Hyperlinks"文字列のリストとして与えられるハイパーリンク
    "Plaintext"テキストとしてフォーマットされたXHTMLドキュメント
    "Images"XHTMLドキュメントに埋め込まれた画像
    "Source"単一の文字列としての未加工のXHTMLソース
    "Title"HTMLページタイトル
    "ImageLinks"埋め込まれた画像のURL
    "XMLObject"ドキュメント全体の記号的なXML表示
  • Importはデフォルトで"Plaintext"要素を使う.
  • Export要素:
  • "Notebook"Notebook
    "NotebookObject"NotebookObject
    "Expression"任意のWolfram言語式

オプション

  • 基本的なExportオプション:
  • "ConvertLinkedNotebooks"FalseリンクされたノートブックをHTMLに変換するかどうか
    "CSS"AutomaticどのCSSスタイルシートを使用したり,リンクさせたりするか
    "MathOutput""GIF"タイプセット式の表示方法
    "Content"FalseMathMLのコンテンツ要素をエキスポートするかどうか
  • "CSS"で使用可能な設定:
  • AutomaticCSSスタイルシートをWolframシステムスタイルシートから作成する
    NoneスタイルシートファイルやインラインCSSスタイルを作成しない
    "file.css"スタイルシートファイルを使用する
  • "MathOutput"では以下の設定を返すことができる:
  • "GIF"すべてのタイプセット式をGIFに変換する
    "MathML"すべてのタイプセット式をMathMLに変換する
    "DisplayForm"すべてのタイプセット式をその外観のASCII近似に変換する
    "InputForm"すべてのタイプセット式をそのInputFormに変換する
  • サポートされるImportExportのオプションに関する完全情報は"HTML"形式ページを参照のこと.

例題

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XHTMLファイルをプレーンテキストとして読み取る:

このファイルで使用可能なImport要素を示す:

このファイルから表形式のコンテンツをインポートする:

以下では数式をHTMLでエキスポートする:

HTMLFilesディレクトリに保存されているファイルの名前を示す:

ラスタライズされたタイプセット式をインポートする: