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Wolfram System Modeler 5.0の新機能

System Modeler 4.3以降に追加された主要な新機能のリスト．

組込みライブラリ

• 新しい組込みライブラリ：Media — 液体と気体の流れと相の変化のシミュレーションを行う． »

• 新しい組込みライブラリ：Noise — 再現可能なノイズを生成することにより，シミュレーションにリアル感を加える． »

• Modelica Standard Libraryの最新バージョン3.2.2が含まれている． »

• すべてのモデルアイコンのグラフィックスデザインが更新され，明瞭性，可読性，見栄えが向上した．

Getting Started

• 製品に数多くの新しい組込みの例が加えられ，既存の例も自動可視化機能を持つものに更新された．

• 導入ビデオに新しく役立つヒントを加えられ，更新された． »

• "Presenter"，"Modeler"，"Library Developer"という新しいワークフローのレイアウトにより，さまざまな作業モードが最適化された． »

• Windowsの設定に，統合されたコンパイラのインストール設定が含まれるようになった．

モデリング機能の向上点

• 最新のFMI標準(2.0)を使ったインポートとエキスポートにより，これまで以上に多くのツール間の相互運用性が高まった． »

• 交換可能なクラスがサポートされるようになり，エンジン，タイヤ等のサブモデル間での切り替えが簡単になった． »

• 交換可能なクラスを含むモデルにおいて，すべの実行可能な選択肢が自動的にリストされ，設定が容易になった．

• 変更されたモデルとコンポーネントはクラスブラウザで明瞭に示される．

• パッケージを複数のファイルに分割することが可能になったため，制御系のバージョニングでコンポーネントを個々に追跡できるようになった． »

• クラスの名前を変更する際に，そのクラスへの参照がより賢く速く更新されるようになった．

• クラスブラウザ内の項目の順序をドラッグアンドドロップで変更できるようになった．

• トルク，動力，エネルギー等の単位に新たなものが追加され，使い慣れた単位を使ってモデリングが行えるようになった．

シミュレーションの向上点

• Simulation Centerで実験にピンを付け，特定の結果を比較や後日の解析のために保存できるようになった． »

• Mediaライブラリを使用するモデルも含めて，データ量の多いモデルを使うシミュレーションのパフォーマンスが大幅に改善された．

• シミュレーションで，進捗バーが改善され，予想終了時間が表示されるようになった．

解析機能の向上点

• WSMExamplesを使って，何百もの完全なモデルの例をインタラクティブにブラウズできるようになった．

• WSMParametricSimulateValueを使って，プログラムでパラメータを最適化したり修正したりできようになった．

• プログラムでモデルを管理し，Wolfram言語内からモデルを保存したり改名したりできるようになった．

• より多くの形式のシミュレーションデータにアクセスし，Wolfram言語のさらに多くの解析関数で使えるようになった．

• コンパイルされたモデル等の中間結果を保存することにより，Wolfram言語でのワークフローをより速く，より効率的なものにする．

System Modelerの新機能の詳細については，System Modelerの新機能を参照されたい．