関数のリストへの適用
多くの計算は,関数をリストの多くの要素に並列に適用できると便利である. Wolfram言語はこれを行うためのエレガントな関数型プログラミングコンストラクト一式を提供する.Wolfram言語では,数学関数は自動的に「リスト可能」であるとされ,いつでもリストの各要素に適用される.
Map (/@) — 指定のレベルで関数をリストにマップする
Apply (@@,@@@) — 指定のレベルで関数をリストに適用する
MapApply (@@@) — 関数をリストの要素に適用する
MapIndexed — 指標情報を含む関数をマップする
MapAt — 特定の位置で関数をマップする
Scan — 関数を適用しながらリストの各要素を走査する
複数の要素へのマッピング
BlockMap — リスト内の要素のブロックに関数をマップする
SubsetMap — 要素の部分集合にその場で関数を適用する
ArrayFilter — 配列内の近傍に関数を適用する
配列の削減
ArrayReduce — 特定の次元に沿って関数を適用することで配列を削減する
FoldList — リストから要素を「混ぜ入れ」ながら,関数を連続的に適用する
ComposeList ▪ Outer ▪ Inner ▪ Accumulate ▪ Differences ▪ Ratios
MapThread — 複数のリストの対応するリストに関数をマップする
Thread — 引数に現れるリストに関数を「縫い込む」
Listable — リストに自動的に縫い込む任意の関数の属性
Dataset — 構造化データ周到として操作するネストされたリストを設定する