Cell
Cell[contents]
Wolframシステムノートブック内のセルの低レベル表現である.
Cell[contents,"style"]
指定のスタイルのセルを表す.
Cell[contents,"style1","style2",…]
複数のスタイルが適用されたセルを表す.
詳細
- WolframシステムノートブックはCellオブジェクトのリストからなる.
- 標準的なWolframシステムフロントエンドの「セルを式で表示」メニューコマンドを使い,セルを式として表示できる.
- ノートブックのセルにはフロントエンドから直接アクセスすることができる.また,NotebookReadやNotebookWriteのコマンドを実行したり,OptionsやSetOptionsをNotebookSelection[obj]に適用することで,カーネルからセルにアクセスすることも可能である.
- 次は,セルの内容として使えるものである.
-
"text" テキスト TextData[exprs] 一般テキスト形式のオブジェクト BoxData[boxes] 書式付きのWolfram言語式 OutputFormData["itext","otext"]OutputFormで生成されるテキスト RawData[data] 書式なしの式 GraphicsData["type",data] 式ではない,グラフィックスあるいはサウンドのデータ CellGroupData[{cell1,cell2,…},status] グループ化したセル StyleData["style"] 特定のスタイルのセルのサンプル - ノートブックには通常いくつかのスタイルが標準定義されており,標準的なものには"Title","Section","Input","Output"等がある.
- 次は,セルに指定可能なオプションの例である.
-
Background セルの背景色 CellFrame セルの周囲に枠を描くかどうか CellTags セルのタグ Editable セル内容の編集を許可するかどうか FontSize セル内のテキストのデフォルトサイズ TextAlignment セル内のテキストの整列方法
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (5)
オプション (10)
CellFrameColor (1)
CellTags (1)
タグを参照することで,セルタグを使って特定のセルの位置を求める:
テキストNotebookFindを使うこともできる:
FontColor (1)
FontSize (1)
特性と関係 (1)
Wolfram Research (1996), Cell, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Cell.html (2017年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1996), Cell, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Cell.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1996. "Cell." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/Cell.html.
APA
Wolfram Language. (1996). Cell. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Cell.html