GraphicsComplex
GraphicsComplex[{pt1,pt2,…},data]
data 中のグラフィックスプリミティブの中の整数 i として与えられた座標が ptiと解釈されるグラフィックスの複合体を表す.
詳細とオプション
- GraphicsComplexは2D,3Dの両方で使うことができる.
- GraphicsComplex[{pt1,pt2,…},data]は実質的に,data 中の座標である整数 i を対応する ptiで置き換える.
- GraphicsComplexは多角形の頂点が共有されているメッシュや単体的複体を構築する便利な方法を提供する.
- GraphicsとGraphics3Dにおいて,GraphicsComplexは単一のプリミティブのように扱われる.
- GraphicsComplex[pts,data]では,data はグラフィックスプリミティブと指示子が任意にネストしたリストでもよい.
- 次のオプションを使うことができる.
-
ContentSelectable Automatic コンテンツの選択を許容するかどうか VertexColors Automatic 各 ptiに対応する頂点の色 VertexNormals Automatic 各 ptiに対応する頂点の法線 VertexTextureCoordinates None 各 ptiの頂点テクスチャ座標 - GraphicsComplex[{pt1,pt2,…},data,VertexColors->{c1,c2,…}]はPolygon[{pti,ptj,…},VertexColors->{ci,cj,…}]でPolygon[{i,j,…}]を置き換える.
- VertexNormalsオプションとVertexTextureCoordinatesオプションも同じような働きを持つ.
- Normal[GraphicsComplex[pts,data]]は,座標の代りに通常のグラフィックスプリミティブと指示子のリストを与える.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (3)
オプション (7)
ContentSelectable (3)
VertexNormals (1)
アプリケーション (2)
ほとんどの表面プロットおよび範囲プロットは GraphicsComplexを生成する:
GraphicsComplexを使って,この簡単な回転の中で座標を変換することができる:
特性と関係 (4)
Normalを適用すると,複合体は座標が重複する複合体に分割される:
グラフィックス複合体は統合されたPolyhedronDataからも構築できる:
ExampleDataには数多くの3Dグラフィックス複合体モデルが入っている:
多くのImport形式でGraphicsComplexが生成される:
テキスト
Wolfram Research (2007), GraphicsComplex, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/GraphicsComplex.html.
CMS
Wolfram Language. 2007. "GraphicsComplex." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/GraphicsComplex.html.
APA
Wolfram Language. (2007). GraphicsComplex. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/GraphicsComplex.html