IntervalSlider

IntervalSlider[{xmin,xmax}]

範囲設定が0から1の間で{xmin,xmax}であるスライダーを表す.

IntervalSlider[Dynamic[int]]

動的に更新された int の現行値を設定値とする.スライダーが動かされた場合は int の値が再設定される.

IntervalSlider[int,{min,max}]

範囲が min から max までのスライダーを表す.

IntervalSlider[int,{min,max,dx}]

刻み幅 dx でジャンプするスライダーを表す.

詳細とオプション

  • IntervalSlider[]は,インタラクティブに操作可能な3つのつまみが付いた水平スライダーをノートブック中に表示する.
  • IntervalSlider[Dynamic[int]]は,スライダーが動かされた場合に int の値を再設定するが,IntervalSlider[int]は再設定しない.
  • IntervalSlider[int,{min,max,dx}]は,min および dx が整数の場合は,整数位置にジャンプする.
  • 使用可能なオプション
  • Appearance Automaticスライダーの全体的な外観
    AutoActionFalseマウスが上に置かれた場合に,スライダーを自動的に動かすかどうか
    BackgroundAutomaticスライダーの背景
    BaselinePositionAutomatic周囲のテキストと相対的な揃え方
    BaseStyle{}スライダーのベーススタイル指定
    ContinuousActionTrueスライダーが動かされているときに連続的に更新するかどうか
    Enabled Automaticスライダーを有効にするか,灰色表示(無効)にするか
    ImageMarginsAutomatic表示されたスライダー画像の周囲の余白
    ImageSizeMedium表示されたスライダーの全体的な画像サイズ
    Method Automatic2つの端点スライダーつまみがインタラクトする方法
    MinIntervalSize 02つの端点がお互いにどれだけ近付けるか
  • Appearanceの可能な設定値には,Automatic"Markers""Generic""Locator"Noneがある.
  • Appearance設定に"Vertical"が含まれている場合は,垂直スライダーが表示される.
  • Appearance -> "Labeled"は,スライダーの現行値を編集可能なラベルとして表示する.
  • Appearanceの設定に"ThumbAppearance"->{expr1,expr2,expr3}が含まれていると,スライダー上のアクティブではない3つの点の表示に指定された式が使われる.Noneが指定されている場合は,アクティブではない点には何も表示されない.
  • Methodの可能な設定値には,"Free""Push""Stop"がある.
  • IntervalSlider[]IntervalSlider[{0.25, 0.75}]と等価である.
  • キー(Macintoshではキー)を押しながらマウスをドラッグすることで,結果のスライダーの細かな操作ができる.こうすると,スライダーがマウスの1/20の割合で動く.キーおよび/またはキーを同時に押すと,より微妙な操作が可能になる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

デフォルトの0から1までの範囲における0.2から0.5までの区間:

値が動的に更新されるスライダー:

スコープ  (4)

から10までの範囲を使う:

変数の値として整数のみを使う:

有理数の刻み幅を使う:

スライダーの増分に を使う:

新たな値を割り当てる際にカスタム関数を使う:

オプション  (11)

Appearance  (5)

特別な矢印:

特別なスライダーのつまみを表示しない:

現行の区間値を編集可能なラベルとして示す:

垂直スライダーを表示する:

Appearanceはリストで設定することができる:

任意の式をスライダーのつまみとして使う:

Enabled  (2)

デフォルトで,IntervalSliderが有効になっている:

Enabled->Falseと設定すると,スライダーは無効になるが現行状態が可視で残る:

Method  (3)

片方の端点をもう一方の端点を越えてドラッグしようとした場合,デフォルメソッドはこれを阻止しない:

"Push"メソッドでは,片方の端点をもう一方の端点を越えてドラッグすると,もう一方の端点もドラッグされる:

"Stop"メソッドの場合は,片方の端点をもう一方の端点を越えてドラッグすることはできない:

MinIntervalSize  (1)

2つのつまみの値が異ならなければならない場合は,MinIntervalSizeを正の数に設定する:

アプリケーション  (1)

金融のデータ集合の詳しいビューを得る:

特性と関係  (1)

ControlType->IntervalSliderとすると,Manipulate中にIntervalSliderが作られる:

考えられる問題  (1)

デフォルトで,IntervalSliderは第1要素が第2要素より小さくなるように強制はしない:

最小が最大よい大きくなるようにドラッグできなくするためには,Method -> "Push"あるいは"Stop"を使うとよい:

最小が厳密に最大より小さくなければならない場合はMinIntervalSize設定を加える:

おもしろい例題  (1)

端点の値をスライダーのつまみに直接表示する:

Wolfram Research (2014), IntervalSlider, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/IntervalSlider.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), IntervalSlider, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/IntervalSlider.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "IntervalSlider." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/IntervalSlider.html.

APA

Wolfram Language. (2014). IntervalSlider. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/IntervalSlider.html

BibTeX

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BibLaTeX

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