LaplacianFilter

LaplacianFilter[data,r]

data を半径 r のラプラシアン(Laplacian)カーネルでたたみ込む．

LaplacianFilter[data,{r1,r2,…}]

data のレベル i に半径 riを用いる．

詳細とオプション

  • LaplacianFilterは，画像の二次空間微分によって急速に強度が変化する領域をハイライトする目的で画像処理によく用いられる．
  • data は次のいずれでもよい．
  • list任意階数の数値配列
    tseriesTimeSeries，TemporalData等の時間データ
    image任意のImageオブジェクトまたはImage3Dオブジェクト
    audioAudioオブジェクト
  • 多チャンネル画像や音声信号については，LaplacianFilterは各チャンネルを別々に扱う．
  • LaplacianFilter[data,…]はデフォルトで data と同じ次元の結果を与える．
  • 使用可能なオプション
  • Padding "Fixed"充填メソッド
    WorkingPrecision Automatic使用する精度
  • Padding->Noneと設定すると，LaplacianFilter[data,…]は通常 data より小さい結果を与える．

例題

すべて開くすべて閉じる

例  (2)

リストにラプラシアンフィルタを適用する：

カラー画像にラプラシアンフィルタを適用する：

スコープ  (8)

データ  (6)

二次元Arrayにラプラシアンフィルタを適用する：

TimeSeriesオブジェクトにフィルタを適用する：

Audio信号にフィルタを適用する：

グレースケール画像にフィルタをかける：

カラー画像にフィルタをかける：

3D画像にフィルタをかける：

パラメータ  (2)

水平方向のみにラプラシアンフィルタを適用する：

水平方向に異なる半径を使用する：

3D画像の垂直平面のみにフィルタを適用する：

水平平面のみにフィルタを適用する：

オプション  (5)

WorkingPrecision  (3)

実数値配列の場合は，デフォルトで入力の精度が使われる：

使用精度を指定する：

画像にフィルタを適用する際は，WorkingPrecisionは無視される：

常に実数型の画像が返される：

Padding  (2)

さまざまな充填スキームでラプラシアンフィルタを適用する：

Padding->Noneは入力画像よりも小さい画像を返す：

アプリケーション  (3)

画像のエッジを検出する：

ラプラシアンフィルタをもとの画像から減算し詳細を強調する：

彩色された地図の境界を得る：

特性と関係  (3)

LaplacianFilterは線形フィルタである：

半径2のLaplacianFilterのインパルス応答：

ImageConvolveを使ってラプラスフィルタを適用する：

バイナリ画像にラプラシアンフィルタを適用すると実数値の画像が与えられる：

おもしろい例題  (1)

一様ノイズからランダムなテクスチャを作る：

Wolfram Research (2008), LaplacianFilter, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/LaplacianFilter.html （2016年に更新）.

テキスト

Wolfram Research (2008), LaplacianFilter, Wolfram言語関数， https://reference.wolfram.com/language/ref/LaplacianFilter.html （2016年に更新）.

CMS

Wolfram Language. 2008. "LaplacianFilter." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2016. https://reference.wolfram.com/language/ref/LaplacianFilter.html.

APA

Wolfram Language. (2008). LaplacianFilter. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LaplacianFilter.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_laplacianfilter, author="Wolfram Research", title="{LaplacianFilter}", year="2016", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/LaplacianFilter.html}", note=[Accessed: 17-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_laplacianfilter, organization={Wolfram Research}, title={LaplacianFilter}, year={2016}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/LaplacianFilter.html}, note=[Accessed: 17-November-2024 ]}