Position
Position[expr,pattern]
式 expr に現れるパターン pattern にマッチするオブジェクトの位置のリストを与える.
Position[expr,pattern,levelspec]
levelspec によって指定されたレベルに現れるオブジェクトのみを求める.
Position[expr,pattern,levelspec,n]
見付かった最初の n 個のオブジェクトの位置を与える.
詳細とオプション
- Position[expr,pattern]は,expr の下位区分をすべて順に試行し,pattern にマッチするものを求める.
- Positionは,位置のリストをExtract,ReplacePartあるいはMapAtで使用されるのに適した形式で返す.この形式はPartで使われるものとは異なる.
- Positionは,expr にあるAssociationオブジェクト中の値にマッチするもののみを求める.これは,Associationオブジェクト中の任意の部分指定をKey[k]の形で返す.
- Positionのデフォルトレベルの指定は,Heads->Trueとする{0,Infinity}である.
- Positionによって返される部分の指定{}は,式 expr 全体を表す.
- Position[list,pattern,{1},Heads->False]は,list の完全な要素として現れるオブジェクトに限定して位置を求める.
- Positionは標準的なレベル指定を使う.
-
n レベル 1 からレベル n まで Infinity レベル 1 からInfinityまで {n} レベル n のみ {n1,n2} レベル n1 からレベル n2 まで - 正のレベル n は,n 個の指標で指定される expr のすべての部分からなる.
- 負のレベル-n は,expr の深さ n のすべての部分からなる.
- レベル0は式全体に相当する.
- デフォルトのオプション設定Heads->Trueでは,Positionは式の頭部とその部分を含む.
- Positionは深さを優先した順序で式を横断し,辞書的な順序の指標のリストを返す.
- Position[pattern][expr]はPosition[expr,pattern]に等しい.
例題
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Wolfram Research (1988), Position, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Position.html (2014年に更新).
テキスト
Wolfram Research (1988), Position, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Position.html (2014年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Position." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2014. https://reference.wolfram.com/language/ref/Position.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Position. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Position.html