割当て

Wolfram言語の記号アーキテクチャは,Wolfram言語のパターンで定義された式の任意のクラスの変換を指定することができる,高度に一般化された割当て記述をサポートする.簡単な例としては,「変数」「指標付き変数」,「構造要素」の割当てが該当する.その他は関数や一般変換を指定するものである.

x=v 値を割り当てる(Set)

{x,y}={u,v} 複数の値を割り当てる

{x,y}={y,x} 値を交換する

a[[i]]=v リスト,配列,または式の要素に値を割り当てる

x++ (Increment)  ▪  ++x (PreIncrement)  ▪  x+=y (AddTo)

x-- (Decrement)  ▪  --x (PreDecrement)  ▪  x-=y (SubtractFrom)

x*=y (TimesBy)  ▪  x/=y (DivideBy)

AppendToPrependTo リストに要素を加える

AssociateToKeyDropFrom 連想を編集する

x//=f (ApplyTo) x=f[x]

関数の定義

f[x_]:=body 関数を定義する

割当て形式

lhs=rhs 割当て時にrhs を評価する即時割り当て

lhs:=rhs rhs が使われる度に再評価される遅延割当て

f/:lhs=rhs, f/:lhs:=rhs 割当てを頭部f に関連付ける

lhs^=rhs, lhs^:=rhs lhs の最初の頭部に関連付けられた「上向きの値」を定義する

割当てのクリア

x=. x の値を解除する(Unset)

Clear シンボルに割り当てられたすべての値をクリアする

ClearAll  ▪  Remove

割当てについての情報

?x (Information) x のすべての割当てについての情報を取得する

DownValues  ▪  OwnValues  ▪  UpValues  ▪  SubValues  ▪  DefaultValues  ▪  ValueQ  ▪  Save