疎な(スパース)配列
Wolfram言語には特別な疎配列テクノロジーがあり,膨大な数の要素を持つ行列の一部のみが非零の場合に,効率的に配列を扱うことができる.Wolfram言語の線形代数とすべての標準リストは,特定の位置の要素の値について,非零の要素を規則(パターンを含むこともある)で指定するSparseArrayオブジェクトを使って記号的な形式で操作することができる.
SparseArray — 規則のリストまたは密配列から任意の階数の疎配列を作成する
Normal — 疎配列を明示的なリストの密配列に変換する
ArrayRules — 疎配列の中から要素のための位置値という規則を見付ける
CoefficientArrays — 記号方程式を疎配列に変換する
ArrayPlot — グレースケールまたはその他のカラーマップを使って2D疎配列を可視化する
MatrixPlot — 疎配列を色,記号等で可視化する
GraphPlot — 疎行列をグラフの隣接行列として扱う
疎な線形代数
Dot ▪ LinearSolve ▪ Eigenvalues ▪ SingularValueList ▪ Outer ▪ ...
インポート・エキスポート形式
"MTX" ▪ "HarwellBoeing" ▪ "MAT"