EntityList
実体タイプのリスト »EntityList[class]
指定された実体クラスの実体のリストを与える.
EntityList["type"]
指定されたタイプの実体のリストを与える.
EntityList[class,simplify]
実体のリストを与える.simplify は実体を最も簡単なタイプにするかどうかを決定する.
詳細
- EntityList[class]の class は,以下のいずれかでよい.
-
EntityClass データベース中の表または仮想の表の表現 FilteredEntityClass 何らかの基準でフィルタをかけられた実体クラス SortedEntityClass 特性または関数によってソートされた実体クラス SampledEntityClass 多数の実体のサンプルを取ることで形成された実体クラス ExtendedEntityClass 各実体に特性が加えられた実体クラス AggregatedEntityClass 実体を集約することで形成された実体クラス CombinedEntityClass 実体クラス間で特性を組み合せることで形成された実体クラス - EntityList["type"]は,固定数の実体を許すタイプについてのみ,系統的にサポートされる.
- EntityList[class]は,事実上,EntityList[class,True]に等しい.
- 実体をその基本タイプに簡約するときは,EntityClass,FilteredEntityClass,SortedEntityClassおよびSampledEntityClassの最も外側の層を取り除くことができる.それ以外はすべて残さなければならない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (4)
EntityListはEntityClass式に使うこともできる:
EntityListは多くのタイプの実体クラスに使うことができる:
EntityListで第2引数を使って実体を簡約するかどうかを決定する:
スコープ (2)
特性と関係 (6)
EntityListはFilteredEntityClassと一緒に使うことができる:
EntityListはSampledEntityClassと一緒に使うことができる:
EntityListはSortedEntityClassと一緒に使うことができる:
EntityListはExtendedEntityClassと一緒に使うことができるが,簡約はしない:
ExtendedEntityClassの周りに簡約可能なその他の頭部が現れた場合,それらは簡約される:
EntityListはAggregatedEntityClassと一緒に使うことはできるが,簡約はしない:
EntityListはCombinedEntityClassと一緒に使うことができるが,簡約はしない:
考えられる問題 (3)
一般に,EntityValueの前にEntityListを呼び出すことは避けた方がよい.2つの呼び出しは別々に実行すべきだからである:
これはパフォーマンスに影響を与え,外部データベースを扱う際の原子性にも影響する:
EntityListが複雑な第1引数でEntityオブジェクトのリストを返すときは,データが変化するとそれが存在しなくなるかもしれない:
外部データベースを扱うときに,主キーが一部の表に設定されていないデータベースに遭遇することがある:
このような場合はEntityStoreがメッセージを出す.これは,単一の実体を含むなんらかの機能が無効になることを意味する:
しかし,EntityValueはそのまま動作することが多い:
テキスト
Wolfram Research (2014), EntityList, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/EntityList.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2014. "EntityList." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/EntityList.html.
APA
Wolfram Language. (2014). EntityList. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/EntityList.html