ImageCollage

ImageCollage[{image1,image2,}]

画像 imageiのコラージュを作る.

ImageCollage[{w1image1,w2image2,}]

画像 imageiのコラージュを,対応する重み wiに基づいて作る.

ImageCollage[image1w1,image2w2,]

画像 imageiのコラージュを,対応する重み wiに基づいて作る.

ImageCollage[{w1,w2,}{image1,image2,}]

画像 imageiのコラージュを,対応する重み wiに基づいて作る.

ImageCollage[{{image1,w1},{image2,w2},}]

画像 imageiのコラージュを,対応する重み wiに基づいて作る.

ImageCollage[,fitting]

fitting 法を使ってコラージュを作る.

ImageCollage[,fitting,size]

指定された size のコラージュを作る.

詳細とオプション

  • ImageCollageは,画像のリストのコラージュを作り,写真,グラフィックス等のコンパクトな可視化に使うことができる.
  • ImageCollage[w->{image1,image2,}]は,すべての imageiに同じ重み w を仮定する.
  • 重み wiは,次の2つの形式のうちどちらか1つでよい.
  • ww に比例した最終面積
    Scaled[s]s に比例し,もとの面積をかけた最終面積
  • fitting の可能な値
  • "Fill"小さい方の次元をフィットさせる.必要な場合はもう一方を切り取る
    "Fit"画像全体をフィットさせる.縦横比を保つ.必要な場合は充填する
    "Stretch"フィットするようにリサンプリングで引き延ばす
  • 指定可能なオプション
  • Background GrayLevel[0.2]背景色
    ImagePadding None各画像の周りに使う充填サイズ
    ImageSizeAutomaticコラージュの表示サイズ
    Method Automatic画像の充填に使用するメソッド
    Padding Automatic各画像の周りに使う充填スキーム
    Resampling Automaticリサンプリング法
  • ImagePaddingの使用可能な設定値
  • None充填は行わない
    mすべての側に同じ充填
    {m,n}左右に m 画素,上下に n 画素
    {{left,right},{bottom,top}}側によって異なる充填
  • Methodは,以下の設定値の1つを取ることができる.
  • "Rows"水平の層に並べる
    "Columns"垂直の層に並べる
    "Grid"画像の構造格子
    "ClosestPacking"左上からの最も近い充填

例題

すべて開くすべて閉じる

  (3)

画像のリストから画像のコラージュを作る:

重み付きの画像のリストからコラージュを作る:

人口で重み付けした,G7諸国の国旗のコラージュ:

スコープ  (4)

重み  (2)

重みを指定しないと,ほぼ等しい重みが想定される:

画像はほぼ同じ面積になる:

絶対重みはコラージュ中の画像の面積間の関係を表す:

スケールされた重みは,もとの重みの次元で乗算される:

Scaled[1]をすべての画像の重みとして使い,もとの画像の面積比を保存する:

互換的なQuantityオブジェクトを重みとして使うこともできる:

フィッティング  (1)

異なるフィッティングスキームを使って割り当てられた空間に画像をどのようにフィットさせるかを指定する:

サイズ  (1)

サイズが指定されていないと,コラージュの大きさはメソッドと同様にもとの画像の次元に影響される:

出力画像の幅を指定する:

出力画像の幅と高さを指定する:

縦長のコラージュを作る:

オプション  (12)

Background  (4)

デフォルトで,背景はGrayLevel[0.2]で塗り潰される:

背景色を指定する:

Background->Transparentを使って透明な背景のコラージュを作る:

Padding->Automaticとすると,画像は背景色で充填される:

別の充填値を使う:

Method  (5)

デフォルトで,充填法は自動的に選択される:

充填法を指定する:

"ClosestPacking"法は,相対的な重み付きの画像面積を保存しながら充填法を求めようとする:

"Grid"法は,構造格子の中に画像を置く:

"Rows"は,水平方向の層に画像を置く:

Method->"Columns"を使って垂直方向の層を作る:

Method->"Grid"とすると,デフォルトで,すべてのセルの大きさが等しくなる.これはItemSize->Allと等価である:

ItemSize->Fullを使い,格子セルの幅と高さが完全になるようにサイズを調整する:

ImagePadding  (1)

デフォルトで,画像は充填されない:

すべての側に同じ充填サイズを指定する:

水平方向と垂直方向に異なる充填を指定する:

各側に異なる充填を指定する:

Padding  (1)

デフォルトで,Padding->Automaticとすると画像はBackgroundと同じ色で充填される:

違うBackgroundを使う:

異なる充填を指定する:

Resampling  (1)

デフォルトで,適切なリサンプリング法が選ばれる:

リサンプリング法を指定する:

アプリケーション  (5)

強度の中央値で画像に重みを付けてコラージュを作成する:

ExampleData中のすべてのテスト画像の,サムネイルのコラージュを作る:

ピカソの絵のコラージュを作る.有名なピカソの絵のコラージュを作る:

これらの絵について,画像と対応する面積とを得る:

各絵がオリジナルの面積と比例するように示されたコラージュ:

階数で重みを付けたビルの画像のコラージュ:

複数のバーコードのコラージュ:

コラージュ中のすべてのバーコードを認識する:

特性と関係  (3)

ImageCollageはあらゆる種類の画像に使うことができる:

ImageAssembleには,通常の画像が必要である:

ConformImagesを使って集合の前処理をする:

Gridを使って構造格子の中の画像を可視化する:

WordCloudを使って2Dレイアウトで単語をまとめる:

考えられる問題  (1)

画像集合が何らかの規則性を示す場合,間がより詰まったコラージュを作るために重みを変えることも考えられる:

すべての重みを1に設定して面積の違いを避ける:

おもしろい例題  (3)

人口で重みの付いた国旗を示すことで,各国の人口を可視化する:

世界人口の少なくとも0.2%を占める国を選ぶ:

コラージュを作成する:

さまざまな色と大きさの20個の円板のコラージュを作る:

ImageCollageをネストさせながら適用する:

Wolfram Research (2014), ImageCollage, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageCollage.html (2015年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2014), ImageCollage, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageCollage.html (2015年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2014. "ImageCollage." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2015. https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageCollage.html.

APA

Wolfram Language. (2014). ImageCollage. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ImageCollage.html

BibTeX

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BibLaTeX

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