Log

Log[z]

z の自然対数( を底とする対数)を返す.

Log[b,z]

b を底とする対数を返す.

詳細

  • Logは,記号操作・数値操作の両方に適した数学関数である.
  • Logは,可能な限り厳密な有理数の結果を返す.
  • 特別な引数の場合,Logは,自動的に厳密値を計算する.
  • Logは任意の数値精度で評価できる.
  • Logは自動的にリストに関数の並列的な適用を行う.
  • Log[z]は,からの範囲において複素 z 平面上に不連続な分枝切断線を持つ.
  • LogIntervalオブジェクトおよびCenteredIntervalオブジェクトに使うことができる. »

例題

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  (6)

Logは底が の自然対数を与える:

Log[b,z]b を底とする対数を与える:

実数の部分集合上でプロットする:

複素数の部分集合上でプロットする:

原点からシフトされた級数展開:

特異点における漸近展開:

スコープ  (51)

数値評価  (7)

数値的に評価する:

高精度で数値評価する:

出力精度は入力精度に従う:

複素引数:

Logを高精度で効率よく評価する:

Logは要素単位でリストや行列に縫い込まれる:

引数のどれかについてリストに縫い込まれる:

IntervalオブジェクトとCenteredIntervalオブジェクトを使って最悪の場合に保証される区間を計算する:

Aroundを使って平均的な場合の統計区間を計算することもできる:

配列の要素ごとの値を計算する:

MatrixFunctionを使って行列のLog関数を計算することもできる:

特定の値  (5)

簡単な厳密値は自動的に生成される:

無限大における値:

0という引数は記号的な結果を与える:

Logの零点:

Log[x]=0.5となるような x の値を求める:

可視化  (3)

Log関数をプロットする:

の実部をプロットする:

の虚部をプロットする:

の極プロット:

関数の特性  (12)

Log[z]は底がEの対数を与える:

Logはすべての正の実数値について定義される:

複素領域:

Logはすべての実数に達する:

複素数値の範囲:

LogExpの逆関数である:

は解析関数ではない:

有理型でもない:

問題は,負の実軸に沿った分枝切断線である:

分枝切断線は の任意の固定値について存在する:

のとき正の実数上で増加し,のときは減少する:

Logは単射である:

Log全射である:

Logは非負でも非正でもない:

x0のとき,特異点と不連続点の両方を持つ:

のとき正の実数上で凹であり,のときは凸である:

TraditionalFormによる表示:

微分  (5)

z についての一次導関数:

b についての一次導関数:

高次導関数:

次導関数の式:

ネストした対数関数の導関数:

積分  (3)

Logの不定積分:

Logの定積分:

その他の積分例:

級数展開  (5)

Logのテイラー(Taylor)展開:

の周りのLogの最初の3つの近似をプロットする:

の周りのLogの級数展開における一般項:

分枝切断線における漸近展開:

Logのフーリエ級数における初項:

Logはベキ級数に適用できる:

関数の恒等式と簡約  (6)

Logの基本的な恒等式:

ベキ関数の簡約の対数:

仮定のある対数の簡約:

積の対数:

底の変更:

実変数 x および y を仮定して展開する:

関数表現  (5)

積分表現:

級数表現:

Logは極限におけるベキ関数に現れる:

LogMeijerGによって表すことができる:

LogDifferentialRootとして表すことができる:

一般化と拡張  (2)

Logからの実数値区間を扱うことができる:

Logは数値関数である:

アプリケーション  (8)

さまざまな底についてLogをプロットする:

Logの実部と虚部をプロットする:

複素平面上で実部と虚部をプロットする:

データを対数的に,および両対数的にプロットする:

ベンフォード(Benford)の法則によると,多くの数列において最初の桁の数字の確率はである:

次の数列の最初の桁の数字を分析する:

Tallyを使って各桁の数の出現回数を数える:

一連の確率についてのシャノン(Shannon)エントロピー:

4つの記号について等エントロピーが浮上する:

番目の素数を近似する:

二次写像の2つの近接する軌道の指数的な発散:

特性と関係  (13)

逆関数を使った構成にはPowerExpandが必要かもしれない:

すべての複素引数について正しい展開を求める:

仮定を用いて対数を簡約する:

三角関数と双曲線関数の逆関数を対数に変換する:

Logは極限におけるベキ関数から出現する:

対数方程式を解く:

対数方程式を簡約する:

超越方程式の根を数値的に求める:

整数の自然対数は超越的である:

積分変換:

微分方程式を解く:

極限:

Logはさまざまな特殊関数の特殊ケースとして自動的に返される:

考えられる問題  (7)

記号的な底の場合,底が b の対数を評価すると対数の商になる:

一般的に である:

中間結果が複雑な場合があるので,近似した零が現れることがある:

分枝切断線上では機械精度の入力が数値的に正しくない結果を与えることがある:

任意精度の演算で正しい結果を得る:

対数の構成はほとんどの場所で零となる関数を与えることがある:

この関数は微分代数定数である:

対数的な分枝切断線は対応する分岐点なしに現れることがある:

対数の引数は決して消滅しない:

しかし,対数が分枝切断線を持つように負の値を取ることがある:

におけるねじれが第2のシートの出現を示している:

ピュイズー(Puiseux)級数の対数項はSeriesData内の係数とみなされる:

慣用形では引数の前後にカッコが必要である:

おもしろい例題  (6)

対数関数の連続する積分:

三次方程式のアメーバ:

Logのリーマン(Riemann)面をプロットする:

整数点でLogをプロットする:

解析的に連続する積算されたテイラー級数を通して Logを計算する:

につれて値がどのように近付くかを可視化する:

Log[Log[z]]のリーマン面をプロットする:

Wolfram Research (1988), Log, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Log.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Log, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Log.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Log." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/Log.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Log. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Log.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_log, author="Wolfram Research", title="{Log}", year="2021", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Log.html}", note=[Accessed: 05-November-2024 ]}

BibLaTeX

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