Options
Options[expr]
グラフィックスオブジェクトのような特定の式に明示的に指定されたオプションを与える.
Options[stream]
特定のストリームに関連付けられたオプションを与える.
Options[object]
NotebookObjectあるいはCloudObjectのような外部オブジェクトに関連付けられたオプションを与える.
Options[obj,name]
オプション name の設定を与える.
Options[obj,{name1,name2,…}]
オプション namei の設定のリストを与える.
詳細
- 多くの組込み関数は,name->valueという形の規則でオプションを指定する追加の引数を受け付ける.
- Options[f]は,関数が呼び出された時点で規則が明示されていないと,関数 f に関連するオプションに使用する規則のリストを与える.
- Optionsは,常にオプション名に対して変換規則のリストを返す.
- 関数に与えるオプションのデフォルト設定を再定義するためにOptions[symbol]に値を設定することができる.
- SetOptions[symbol,name->value]は,個々のデフォルトオプションの指定に使用することができる.
- Options[f]について定義された値はDefault[f,…]の値とともにDefaultValues[f]に保存される.
- Options["symbol"]は,対応するシンボルが存在しない場合は空リストを返す.
- InputStreamオブジェクトおよびOutputStreamオブジェクトにOptionsを使うことができる."stdout"と"stderr"の2つのストリームについては,それぞれOptions["stdout"]とOptions["stderr"]の短縮形を使うことができる.
- obj が$FrontEnd,NotebookObject,CellObject等のユーザインターフェースオブジェクトの場合,カーネルは結果を求めるためにフロントエンドにリクエストを送る.
- セルに関連したオプションでは具体的な値が使われる.このオプションがスタイル,ノートブックあるいはグローバルなレベルで設定されていても変わりはない.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (1)
クラウドオブジェクトのPermissionsオプションを取り出す:
テキスト
Wolfram Research (1988), Options, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Options.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1988. "Options." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/Options.html.
APA
Wolfram Language. (1988). Options. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Options.html