PointCountDistribution

PointCountDistribution[pproc,reg]

領域 reg における点過程 pproc についての点の数の分布を表す.

PointCountDistribution[pproc,{reg1,,regn}]

領域 regiにおける点の数の結合分布を表す.

詳細

  • PointCountDistributionは点数分布としても知られている.
  • PointCountDistributionは,点過程 pproc の結果としての点パターンにおける点の数の分布である.
  • PointCountDistributionは,森の木の数,サンプル中のセル数,表面の傷の数のような,観測における点の総数の推定によく使われる.
  • 点過程 pproc について,全次元 reg の領域における点の数は,分布がPointCountDistribution[pproc,reg]によって表される確率変数である.
  • PointCountDistribution[pproc,reg]の平均は,領域 reg における点過程 pproc の平均測度である.
  • 領域 regiおよび reg は,SpatialObservationRegionQで試されるように全次元かつ有界でなければならないが,特別な場合はパラメータで定義することができる.
  • PointCountDistributionは,可能な場合は常に,既知の特殊分布に簡約される.
  • PointCountDistributionは,MeanCDFRandomVariate等の関数と一緒に使うことができる.

例題

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  (3)

単位円板上のPoissonPointProcessについての点の数の分布:

点の数の平均と分散を求める:

単位球上のHardcorePointProcessについてのPointCountDistribution

分布のシミュレーションを行う:

GeoDiskについてのPointCountDistribution

スコープ  (4)

単位円板上のBinomialPointProcessについてのPointCountDistribution

下位領域の点の数の分布:

点の平均数を計算する:

単位円板上のInhomogeneousPoissonPointProcessPointCountDistribution

互いに素な2つの領域の和集合上で:

シミュレーションを行う:

交差する2つの領域上で:

シミュレーションを行う:

平均:

NeymanScottタイプのクラスタ過程についてのPointCountDistributionCompoundPoissonDistributionである:

コーシー(Cauchy)点過程:

Matérn点過程:

Thomas点過程:

分散ガンマ点過程:

一般に,NeymanScott点過程の点の数の分布はクラスタ点の空間分布には依存しない:

PointCountDistributionの閉じた形がない場合に確率と推定値を計算する:

シミュレーションを使って平均を計算する:

シミュレーションを使って事象確率を計算する:

アプリケーション  (5)

Strauss点過程について,単位円板内の点の平均数を計算する:

合板の欠陥が50平方フィートあたり平均1つ発生するとする.1平方フィートごとに欠陥を見付ける過程のシミュレーションを行う:

与えられた領域内の欠陥数:

4フィート x 8フィートの板に欠陥がない確率を求める:

面積が7.54cm^2の丸い鏡に欠陥がない確率は0.91である.同じ研磨プロセスを使用して19.50cm^2の面積を持つ別の丸い鏡を製造する.欠陥が独立していてランダムに配置されていると仮定して,大きな鏡に欠陥がない確率を求める:

鏡の欠陥数の分布:

欠陥点過程の強度を求める:

2番目の鏡の欠陥数の分布:

大きい鏡に欠陥がない確率:

1920×1080画素のLCDディスプレイがある.欠陥がある画素が15個以下の場合,ディスプレイは受領される.生産によって画素に欠陥が生じる確率はであり,欠陥がある画素位置は独立でランダムである.受領されるディスプレイの割合を求める:

欠陥画素の配置のシミュレーションを行う:

ディスプレイにおける欠陥画素数の分布:

ディスプレイの欠陥画素が15以下である確率を求める:

4000×2000画素のディスプレイを作成する際に,少なくとも90%の受領率を維持するために必要な画素欠陥率を求める:

受領率を画素欠陥率の関数としてプロットする:

受領可能な最大画素欠陥率を求める:

結果を確かめる:

シカゴにおける自動車関連盗難事件数:

この強度の同次ポアソン過程を定義する:

事件の平均数を求める:

事件数が1200未満になる確率を求める:

郵便番号60639における事件数の期待値を計算する:

特性と関係  (4)

ペアごとの離散領域上でのPointCountDistributionProductDistributionである:

各領域上のPointCountDistribution

領域のリスト上の多変量PointCountDistribution

重なり合う領域上のPointCountDistribution

各領域上のPointCountDistribution

領域のリスト上の多変量PointCountDistribution

領域が交差しているところでは成分が相関している:

BinomialPointProcessを覆う領域全体についてのPointCountDistribution

3集合被覆を定義する:

被覆の点数分布:

非数値パラメータがある領域についてのPointCountDistribution

Wolfram Research (2020), PointCountDistribution, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PointCountDistribution.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), PointCountDistribution, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PointCountDistribution.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "PointCountDistribution." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PointCountDistribution.html.

APA

Wolfram Language. (2020). PointCountDistribution. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PointCountDistribution.html

BibTeX

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BibLaTeX

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