Resolve
詳細とオプション
- Resolveは実際にはReduceによって自動的に適用される.
- expr はReduceにおけるのと同じ形で方程式,不等式,領域指定,限定子を含むことができる.
- 文 expr は,以下の任意の論理結合でよい.
-
lhs==rhs 等しい lhs!=rhs 等しくない lhs>rhs または lhs>=rhs 不等式 expr∈dom 領域指定 {x,y,…}∈reg 領域指定 ForAll[x,cond,expr] 全称記号 Exists[x,cond,expr] 存在記号 - Resolve[expr]の結果は,常に expr におけるのと全く同じ数学的な集合を限定子を使わずに表す.
- Resolve[expr]はデフォルトで,不等式中に代数的に現れる数量は実数で,その他の数量は複素数であると仮定する.
- ForAll[x,…]のような限定子が除去されると,結果には局所変数 x についての陳述は含まれない.
- Resolve[expr]は,expr が実数あるいは複素数について整方程式と不等式のみを含む場合には,原則として常に限定子を除去する.
- Resolve[expr]は,原則として,常に任意のブール式 expr の限定子を除去することができる.
例題
すべて開くすべて閉じるオプション (4)
Backsubstitution (1)
Quartics (1)
WorkingPrecision (1)
WorkingPrecision->100とすると,答が求まるのが速くなるが,求まった答は正しくないかもしれない:
アプリケーション (9)
特性と関係 (5)
完全に数量化された方程式と不等式の系については,ResolveはReduceと等価である:
FindInstanceで解の例を求めることができる:
自由変項を含む系については,Resolveは解かれていない系を返すことがある:
Reduceは限定子を除去し,結果の系を解く:
Eliminateを使って複雑な整方程式の系から変数を除去することができる:
Resolveも同じ方程式を返すが,非等式を返すこともある:
TransformedRegionの式による記述を求める:
RegionMemberを使い,についての式による記述を計算する:
Resolveは多項式 が非負であることを示す:
PolynomialSumOfSquaresListを使って を二乗和として表す:
テキスト
Wolfram Research (2003), Resolve, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Resolve.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2003. "Resolve." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/Resolve.html.
APA
Wolfram Language. (2003). Resolve. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Resolve.html